歯が生え変わる臨床試験として、京都大学発のベンチャー企業であるトレジェムバイオファーマ株式会社が開発している「歯生え薬」の治験があります。この治験は、生まれつき一部の歯が生えない「先天性無歯症」の患者を対象に、2030年の実用化を目指して行われています。
歯生え薬の治験は世界初とみられ、大きな注目を集めています。歯生え薬では、USAG-1の働きを抑制する成分を体内に投与し、歯の芽(歯胚)の発達を助けることで歯を生やそうと考えられています。
歯生え薬の治験は、2024年9月から京大医学部付属病院(京都市)で安全性を確かめる医師主導の第1段階が開始されました。将来は虫歯などで歯を失った人にも応用したい考えです。
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