2017年10月22日日曜日

リチウムイオン電池とリチウムポリマー電池の性能比較

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勉強の為に転載しました。

リチウムイオン電池とリチウムポリマー電池の性能比較

リチウムイオン電池の特徴

リチウムイオン電池の特性として体積当りのエネルギー密度が高い
パナソニック最新型のNCR18650GAで260Wh/kg
メモリー効果が無く充放電サイクル寿命が長い

リチウムポリマー電池の特徴

薄型の為、小型機器の電源に向いている
電解質がゲル状なので液体のリチウムイオン電池より安定性が高い
外皮がラミレートのため、金属管を使用しているリチウムイオン電池と比較し外部からの衝撃に弱い
高温、高湿環境での使用には不向き

     重量あたりの容量

エネルギー密度はリチウムポリマー電池が高いと言われているがリチウムイオン電池と比較して大きな差は見られない
ラミレート外装のリチウムポリマー電池は金属管のリチウムイオン電池に比べ重量当りの容量が若干高い

       安全性

電解質の安全性はリチウムポリマー電池が高いが金属管を使用しているリチウムイオン電池は外部圧力にも強く酷環境でも使用可能
リチウムポリマー電池は手で触れただけで特性が変化するので外装ケースが無ければ安全性は非常に低い

      充放電特性

ドローン等に使用されている中国製のリチウムポリマー電池は安全機構を省きサイクル寿命が数十回と短い
充電方式もCCCV充電ではなくバッテリーには負担となっている

        寿命

適切な充電、放電で使用していればリチウムイオン電池、リチウムポリマー電池の寿命は大差ない
中国製のリチウムイオン電池、リチウムポリマー電池の寿命は日本製と比較し1/5以下の場合もある

      メモリー効果

リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池共にメモリー効果は無く、適切な使用を行えば300サイクル使用時で初期値の80%程度の性能が維持される
無理な放電や急速充電を行った場合やリチウムポリマー電池を手で触れたり落下等の衝撃を与えると著しい性能低下が起こる

      自然放電対策

リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池共に自然放電はほぼありません
2016年の安全規制適用により一定以下の容量での出荷が義務付けられたので購入後3ヶ月から6ヶ月以内での充電を推奨いたします
海外メーカー製の電池は自然放電量が非常に高い場合があります

リチウムイオン電池特性 比較表

リチウムイオン電池比較表

性能比較結果

リチウムポリマー電池は特定のスペースに収める必要がある場合は向いているがリチウムイオン電池の方が耐衝撃性、内部/外部圧力に対する耐性が非常に高い
リチウムポリマー電池、リチウムイオン電池の性能に大差は無いので総合的に見てリチウムイオン電池の汎用性が高いと考察できる

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