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2019年06月19日 13時30分 公開
[谷井将人,ITmedia]
Visaはこのほど、AI(人工知能)を使ったクレジットカードの不正監視システムで、推定で年間250億ドル(約2兆7100億円)の被害を防げたとする解析結果を発表した。
AIを活用した監視ツール「Visa Advanced Authorization」(VAA)で、自社の電子決済ネットワーク「VisaNet」上で行われた全1270億件(2018年)の取引を解析。取引の傾向をAIが判断することで、従来よりも高い精度で不正取引を見抜けたという。
VAAのAIは、クレジットカード決済時の状況や購買の傾向などから、不正行為の兆候を約1ミリ秒以下で評価。新規のカード利用者やカードの利用頻度が低い利用者でも、正しい取引を判別し、誤って不正取引と見なしてしまうリスクを減らせるという。
同社は「取引に影響を与えず、不正な取引を判別することは難しい課題。AIの可能性が拡大しているが、当社は人間と技術をバランスよく活用して対応力を引き続き強化する」としている。
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