新型コロナウイルスの影響でアルバイト収入が激減した学生らに最大20万円の現金を給付する支援策について、文部科学省は通信アプリの「LINE」上で申請ができる仕組みをつくった。この仕組みに対応するかどうかは、大学などの教育機関で判断してもらう。詳細は籍を置く大学などに問い合わせてほしい、としている。
 国民に一律10万円を給付する特別給付金についてはマイナンバーカードによるオンライン申請をめぐって混乱が生じているが、学生向けについては、LINEも使って迅速な支給をめざす。
LINEを活用するのは「学生支援緊急給付金」。新型コロナの影響でバイトの収入が減り、退学や休学を検討せざるをえなくなった学生らが対象だ。住民税非課税世帯では1人あたり20万円、それ以外は10万円を直接支給する。
LINEを使った申請では、学生は各大学などから配られるアドレスやQRコードから、文部科学省のアカウントをLINEの「友達」に追加。氏名や口座情報を登録し、学生証を撮影してアップロードするなどすれば申請できる。
 文科省の担当者は「学生にとってはLINEが最も利便性が高い。学校側の事務負担軽減にもつながる」と話す。
 申請方法は以下の動画からも見ることができる。
別ウインドウで開きます(栗林史子)