2021年10月22日 11:52 ITmedia NEWS
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写真 作例1「吾輩は猫である。名前はまだない。そんな吾輩は今」まで指定 |
ユーザーが冒頭の文章を数行書くと、続きをAIが作文するWebサービス「AIのべりすと」が登場し、一部で話題になっている。例えば、「吾輩は猫である。名前はまだない。そんな吾輩は今」のように書き出しを入力すると「とある場所にいる。そこはどこかというと、我が家のリビングだ。ソファに腰掛けてテレビを見ているのは、俺の妹である美夏だ」のように続きを出力する。
作者はSta @ Bit192さん。入力フォームに冒頭の文章を入力し、「続きの文を書く」ボタンを押すと、入力した文章のフォーマットをまねして続きを作文する。指定次第で小説の他に、俳句やニュースのような文章も生成できる他、文章の要約もできる。
文章の生成方法は、せりふを優先して書く「セリフ」、地の文を優先して書く「ナラティブ」、自由に記述する「デフォルト」の3モードがある。
AIが生成する文章は一般的に、特定の語彙が出て以降、同じ内容を繰り返したり、登場人物の設定を保持できず、内容に矛盾が生じたりすることもある。AIのべりすとでは、出力する文章の長さや禁止ワードの設定のような基本的な設定の他に、繰り返し防止機能や登場人物の設定を覚えさせる機能も用意しているため、これらの問題にも対応できる。
Sta @ Bit192さんによると、AIのパラメータは68.7億個を設定。学習には約500GBの文章データを活用したという。サービスの利用料は無料だが、30日あたり900円~2700円(税込)のプランもあり、AIが一度に生成する文章量や設定項目を拡張できる。
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