2023年1月7日土曜日

JBL M9500 ホーンは、MDFの木製の様で御座います。個人的にホーンは、木製が好みで御座います。

https://www.hifishark.com/model/jbl-m-9500


M9500の画像
  • JBL M9500

  • M9500(本体):¥2,900,000(2台1組、ネットワーク/グリル別売、1994年頃)
    M9500X(ネットワーク):¥700,000(2台1組、1994年頃)
    M9500G(グリル):¥50,000(2台1組、1994年頃)

 解説 

JBLの持てる英知と技術を結集して開発された新世代スタジオモニター。

M9500は上下2つのウーファーとその間に置かれたドライバー/ホーンによる3分割モジュール構造の2ウェイ仮想同軸レイアウトを採用しています。
ネットワークと専用グリルは別売りオプションとなっていました。

エンクロージャーは強固なMDF材にグレー系NEXTELスエードコーティング仕上げを施した6角形状となっています。
設計においてはJBL独自の仮想等価チューニング方式を採用しており、上下2つのエンクロージャーの容積とダクトの共鳴周波数を変えることでローエンドまでスムーズに伸びる低域特性を実現しています。
また、狭いスタジオへの配置を考慮し、スピーカー背面のターミナルカップルを斜めに設置しており、プラグの突出を極力抑えています。



低域モジュール

低域には36cmコーン型ウーファーである1400Ndを搭載しています。
磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。従来の方式では140度以上になると急激に磁力が低下するネオジウムマグネットをウーファーで使用するのは困難でしたが、独創的なベンテッド・ギャップ・クーリング方式を採用することでこれを解決しています。この方式ではギャップ部からユニット後部へ3ヶ所の貫通孔を設けており、ウーファーコーンの往復運動そのものを利用して空気流を通すことでボイスコイルを強制冷却しています。このため、熱の発生が大きくなる大振幅時に冷却用の空気の流通量が自動的に大きくなります。
また、磁気回路の強化によってギャップ部におけるトッププレート幅25.4mmを実現しています。さらに扁平度の高いアルミリボン線をエッジワイズ巻にしたショートボイスコイルを採用することで振動板の迅速な応答スピードと大きなリニアモーションを可能にしています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
バスレフポートは3インチ口径で、開口部にアール処理を施すことで空気の流れをスムーズにしています。



高域モジュール

高域ドライバーユニットには475Ndを搭載しています。
475Ndは2450Jをベースにリファインされたユニットで、磁気回路が外磁型から内磁型に変更しています。また、振動板はリブ付きタイプから変更されており、音質を考慮しアクアプラスを塗布したフラットドーム・ダイアフラムを採用しています。ダイアフラムの口径は4インチ(10cm)で、ダイアモンドエッジ・サスペンションによって直線性の良い動作を確保しています。
さらに、伝統の逆ドーム型ダイアフラム・レイアウトによるコンプレッション・ドライバーの設計や、コヒーレントウェーブ・フェイズプラグと称する独特のイコライザーを経由して2インチ(5cm)径のスロートにつながる音道構成を採用しています。

ホーンはアルミダイキャスト製2インチ径スロートを持つバイラジアルホーンで、カットオフ周波数500Hz、カットオフ周波数は約500Hz、水平方向60度、垂直方向40度の放射パターンを有しています。
ホーン本体の上下部分は積層MDFを削り出してNEXTEL仕上げを施した構造となっています。



その他

ネットワークM9500Xにはチャージカップルド方式の独立分離型を採用しており、MDF材のNEXTEL仕上げエンクロージャーに収められています。これによりスピーカー内部の音圧や磁気による影響を排除しています。
また、内部素子にバイアス電圧(18V)をかけてA級動作させるという独自の先進技術を投入しており、音全体の質感や高域のしなやかさとS/N感を向上させています。

スピーカーとネットワークの配線には専用スピーカーケーブルと、ノイトリックNL4コネクタを採用しています。


機種の定格
方式2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型
ユニット等低域用:36cmコーン型(1400Nd)x2
高域用:ホーン型(475Nd)
周波数特性35Hz~20kHz -6dB
出力音圧レベル96dB/2.83V/m
公称入力インピーダンス4Ω(専用ネットワーク使用時)
最大許容入力400W(I.E.C Shaped noise、専用ネットワーク使用時)
クロスオーバー周波数650Hz(-18dB/oct)
外形寸法本体:幅639x高さ1,406x奥行520mm
ネットワーク:幅191x高さ305x奥行305mm
重量本体:137kg
ネットワーク:8.5kg
<475Ndの仕様>
ダイアフラム口径102mm(4inch)
インピーダンス16Ω
周波数特性500Hz~21kHz
出力音圧レベル107dB/2.83V/m(ホーン付)
<N1400Ndの仕様>
口径355mm(14inch)
fo25Hz
周波数特性20Hz~2kHz
出力音圧レベル92dB/2.83V/m















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