https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/nasa-%E5%85%89%E3%82%92%E6%9B%B2%E3%81%92%E3%82%8B%E6%96%B0%E6%8A%80%E8%A1%93-photon-sieve-%E3%81%A7%E5%A4%AA%E9%99%BD%E8%A6%B3%E6%B8%AC-%E7%B2%BE%E5%BA%A6%E3%81%8C%E7%8F%BE%E8%A1%8C%E3%81%AE10-50%E5%80%8D%E3%81%AB/ar-AA1m4hUh?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=2c042a0f95e143068dfe0a440190eea7&ei=36
米航空宇宙局(NASA)は将来の太陽観測ミッションに向け、「Photon Sieve(フォトン・シーブ)」とよばれる「ふるい」を開発している。
フォトン・シーブは、赤外線をカメラに向けてわずかに曲げるレンズ技術だ。レンズはハニカム(蜂の巣)形状で、シリコンやニオブ素材で形成された100ナノメートルの薄い膜を支えている。それぞれのハニカムの中心には穴が空いていて、通過する紫外線を屈折させ、曲げることができる。
科学者は太陽から加速して放出される荷電粒子を分析することで、その表面の特徴を解明しようとしている。フォトン・シーブではより波長の短い極端紫外線(extreme ultraviolet:EUV)で観測することで現在運用中の太陽観測衛星「Solar Dynamics Observatory(SOD)」の10~50倍の精度での観測が見込まれている。
2024年の打ち上げが予定されている太陽観測衛星「Virtual Super Optics Reconfigurable Swarm(VISORS)」には、厚さ250マイクロメートルのフォトン・シーブが搭載される。2027年に打ち上げられる太陽観測衛星「Multi-slit Solar Explorer(MUSE)」でも、フォトン・シーブが活用される予定だ。
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