2019年9月15日日曜日

Midホーンタイプ   大型SPシステムの製作 その① 2017.09.02   Katou@刈谷

http://www.katch.ne.jp/~n_katoh/audio%20amplifier/With%20Horn%20SP%20Sistem/sono%201/With%20Horn%20SP%20System.html
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Midホーンタイプ大型SPシステム
CORAL AH-501+JBL 2420J
CORAL AH-501&JBL2420
JBL 2241H
JBL2441H
 
<1.経緯>
  ・今年の「Tube(中部)持寄り試聴会」で2組の大型スピーカーが披露されました。
   何れもMidホーンを持つシステムで大型円形ホーンは2inラジアルホーンには1inのドライバーを搭載しています。
   試聴が始まると~
       <Midホーンから楽器が躍動エネルギーとなってぶっ飛んで来ました!!凄い!!> やはりMidはホーンは良い!
              一度はMidホーンを持つ型大型システムを作ってみたい!!
    丸型ホーンシステム
ラジアルホーンシステム

<2.どうしようか>
  ・リビングには既製品ながら既に大型スピーカーが存在します。 アルテック604-8Lバラッドの箱に組込んだBA-620です。
  ALTEC 604-8L
  ・同軸ホーンを搭載していますが、大型ホーンを聴いた後では何だか控えめな鳴り方で少し物足りません。
   A-7の様にセクトラルホーンをど~んと乗せれば期待する音が得られるかもですが、一方で同軸ならではの定位の良さは死んでしまいます。
   夜間ワイン(冬は生酒!(~酔~))片手に音量を絞って聴くジャズには大口径フルレンジと球アンプが欠かせません。

<3.仕様取決め>
  ・BA-620を自室に移動し、リビングのメインスピーカーを新作することにします。
  ・多少費用が掛かっても長らく満足し楽しめるものとします。 但しユニット等は中古とし可能な限りコストを抑えます。
  ・先ず基本仕様を取り決めます。
   ①アンプはとっ替えひっ替え聞き比べしますからLCネットワークによるフルレンジ入力とします。
   ②LCネットワークでも繋がりが良いウーファー+Midホーンの2ウェイとします。必要であれば後でツィーターを後付けします。
   ③後のマルチ駆動化を考慮し、Mid・Bassユニットを追加できるスペースを予め設けておきます。
   ④リビングに置いてもさほど邪魔にならず、移動も比較的容易な大きさ・重量・構造とします。
   ⑤箱サイズを可能な限り詰めつつ30Hzまでフラットを目標とします。 必然バスレフ方式とします。
   ⑥箱はユニットを決めてから詳細検討とします。

<4.ユニットの検討>
 (1).ウーファー
   ①-格安の46cmその1-  ・30Hzまでフラットを目指すとなると大口径が必須です。 一般的には30cm超級でしょうか。
  ・漠然と「何か安価な出物がないかな~」と通販店サイトを物色したところ、名古屋NB店でペア2万円台半ばの
   Peavey 46cmウーファーMODEL1801-8BW を見つけました。  う~ん、46cmも良いかも~
  MODEL1801-8BW
  ・早速Weでこのウーファーの素性を調べてみるとサウンドハウスで1本2万円弱で販売されている 「1801-8 LT BW」 と
   (おそらく)同じものと分かりました。 SRや楽器用の様ですが、魅力的な大きさ(^_^;)、スペック・そして価格です。
    ■感度:97dB 
    ■周波数特性:35Hz~1kHz
    ■重量:8.2kg            ご立派です!

  ②-格安の46cmその2-
  ・殆どPeaveyに傾いた矢先、同じく名古屋のHFD店でビビリ有りでジャンク扱いながらNB店とほぼ同額のJBL2241Hを見つけました。
   写真からビビリはエッジの硬化又はガスケットとの干渉と推測しました。 これならリーコーンすることなく修理可能です。
   万一リコーンが必要となってもパーツキットが市販されているのでなんとかなるでしょう。
   JBL2241H
   センターキャップの色が左右異なりますが価格が価格なのでご愛嬌程度、問題ありません、ウーファーはこれに決めました。
   ポイント値引きを併用しPeaveyより5千円程安価に入手できました。

 (2)Midホーン・ドライバー
   ①-ホーン-
  ・2241Hの特性からMidとのクロスは上限1.2KHz程度でしょうか、スピーチレンジを可能な限り外すべく1.2KHzで検討します。
   JBL2241H F特性
  ・1.2KHzクロスならドライバーは1inで十分でしょう、1in前提でホーンを探すことにしました。
   JBLなら2345が好みです(形が・・σ(^_^;)・・)、安価な出物を物色しましたが見つかりません。
             JBL2345
   JBLは諦めてウーファーと同時にHFD店で見つけていた2345にそっくりなコーラル AH-501を検討することにしました。
   CORAL AH-501
   スペックを調べてみると・・・そっくりです。
         ホーン・スペック
  ・知人に問い合わせたところ「AH-501は丁寧なデッドニング処理でホーン泣きを抑えており、2345より解像が良い」との情報を得ました。
   外観が良く価格もウーファー程度、これに決めました。

   ②-ドライバー-
  ・コーラル AH-501ホーンのドライバーフランジはJBL 1inマウント(PCD 57mm/120°φ6.5×3)です。 
             ドライバーフランジ
   このマウントに適合するドライバーをざっと調べました。
   適合ドライバー
   ・価格はピンキリ、最も安価なCLASSIC PROのED3402は¥2,380(サウンドハウス)です。
                     クラシックプロ ED3402この価格ならお遊びで使えます(^-^)v!<(; ^ ー^)
   ・先の知人に問い合わせたところ「JBLより国産の方が高域まで素直に伸びる、CORALかExclusiveを薦める」との言。
   一方で国産は現行のFOSTEXを除きダイヤフラムが入手困難との情報も得ました。
   ダイヤフラムの入手性を考慮するとやはりJBLでしょうか、2426用から安価なサードパーティー製まで各種出回っています。
   ・例によってWebで安価な出物を探っていると、またしてもHFD店で美品で比較的安価なJBL 2420Jを見つけました。
    内部ウレタンスポンジの加水分解によりターミナルビスが腐食している無保証現状品ですが、程度は良く丁寧に扱われた様子です。
   JBL 2420j内部状態
   ・ダイヤフラムは問題無さそうです。
    ビスは溶解したウレタンスポンジが付着していますが、極端な腐食はなさそう、外して黒染めすれば再使用も可能でしょう。
    ウレタンスポンジは除去して張り替えるだけです。
   ・家庭レベルの音量なら500Hzクロスも可能な自由度の高さは大きな魅力です。
    これが一番高価ですが、飛び降りてしまいました(; ^ ー^) 。

    < 製作記その②に続く >


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