Q&AサイトのQuoraより転載してシェアしました。
科学技術計算用の基本的なライブラリは、現在でも処理速度の速い C/C++ で書かれているものが多いです。
一方で、一般的な研究者が C/C++ を使うのは難しいし、すべてを C/C++ で書くのは非効率です。それで、Python、R、MATLAB 等で、 C/C++ で作られたライブラリへのインターフェースを作成して利用するケースが多いです。Python、R、MATLAB の競争では、R は データサイエンスや科学技術計算以外は弱いという欠点があり、またMATLAB は商用のソフトで高価であることから、Python を利用する人が増加し、最近では機械学習の分野で圧倒的に強くなったことやライブラリの充実度も高くなってきたことから、Python の利用者が、R や MATLAB の利用者を圧倒するようになってきています。
また、以前は科学技術計算の分野でも Java がよく使われていました。しかし、Oracle に買収されてからは、Java は、汎用言語から企業向け言語に移りつつあります。Sun の時代と比べると研究者との繋がりが薄くなっており、最近流行のデータサイエンスや AI の分野では Python に大きく遅れを取っています。
このようなことから、科学技術計算の分野で Python は最も広く使われている言語となっています。研究者の比率が高い IEEE Spectrum の L...
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