ジェイムズ・ギャラガー健康・科学担当編集委員、BBCニュース
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遺伝子組み換えによってクモの毒を作る機能を備えた菌類が、マラリアを媒介する蚊を短期間に確実に駆除できることが、最新の研究で明らかになった。
アフリカのブルキナファソで行われた実験では、45日間で99%の蚊が死んだという。研究チームによると、この研究は蚊の絶滅ではなくマラリアの拡大防止を目的にしている。
マラリアは、マラリア原虫を宿した蚊に血を吸われることで感染が広がる病気。
世界中で年間2億1900万件の感染例が報告され、毎年40万人が亡くなっている。
研究は学術誌「 サイエンス 」で発表された。