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沖縄県の与那原・西原町漁業協同組合(当真聡組合長)は25日、近隣漁港内に大量漂着した軽石を使って人工漁礁をつくり、関係者にお披露目した。来年1月に与那原湾水域に設置する予定。魚の繁殖に欠かせない親魚の産卵場やプランクトンが集まる場となり、周辺水域内のアジやブダイ、カニ類などの漁獲改善につながると期待されている。他の漁港内に漂着している軽石も再利用していきたい考え。 人工漁礁は、漁港内に漂着した軽石をポンプで吸い取り、軽石とセメントを9対1や6対4の割合で混ぜ込んだ。大きさは縦80センチ、横1メートル60センチ、高さ80センチ。どの割合で軽石を混ぜた方が強度が高いか実験を重ねているという。重さは約1・2~1・8トン。 同漁協の近隣に位置する当添漁港では11月上旬以降、小笠原諸島の海底火山で発生した大量の軽石が漂着。地域の漁業従事者らで軽石除去作業をしてきたが、海流や風などの影響で軽石が流れ着き、収束のめどが立たなかった。 現状を解決しようと、軽石の再利用を検討。コンクリートを製造・販売するレミックマルハチ(岐阜県)などと協力し、軽石を使った人工漁礁の製作を考案した。 人工漁礁を海中に設置すると潮の流れを弱めることができるといい、泳ぐ力の弱いプランクトンが集まり、小型魚類が集まるという。 同漁協の瀬底博也参事は「軽石の処分には多額の経費がかかるため、再利用の方法を模索していた。人工漁礁が軽石の処分や漁場の環境改善に役立てばうれしい」と期待した。
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