2022年12月13日火曜日

大企業を辞めてベンチャー企業に転職しましたみたいな記事やブログが世の中に溢れていますが、あなたの周りの大企業から転職した人たちは生き生きしている人と後悔している人どちらの方が多いですか?

https://jp.quora.com/dai-kigyou-wo-ji-me-te-bencha-kigyou-ni-tenshoku-shima-shita-mitai-na-kiji-ya-burogu-ga-yononaka-ni-itsu-re-tei-masu-ga-anata-no-mawari-no-dai-kigyou-kara-tenshoku-shita-nin-tachi-ha-ikiiki-shi-te-iru-nin-to-koukai

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ベンチャー企業は成長してくると、知名度が上がり人数も増えてきます。すると、これまで見向きもされなかったような人材を採用することができるようになってきます。「ついにうちも東大生が入って来るぞ」などと言うセリフはベンチャーあるあるなわけですが、中途社員も大企業から転職して来るケースが増えてきます。

生き生きしている人の例ですが、総合商社からWEBサービス系のITベンチャーに転職してきた30代前半の男性は、入社後あっと言う間に社内に溶け込み、新規プロジェクトの中心人物として周囲を引っ張る存在になりました。「え、○さんてまだ入社半年なんでしたっけ!?全然そんな感じしなーい笑」などと言われていました。

後悔している人の例としては、超大手通信会社から金融系ITベンチャーに転職してきた40代半ばの男性が、入社後いつまで経ってもいつも席にいるし、誰とも話してないように見えるしで、いったい何の仕事してる人なの?などと噂が立っていました。そしてある日「ちょっと聞いた?△さん、事業部長に『この会社は誰も何も教えてくれないから仕事ができません』って言ったんだってー!」

どちらが多いかはわかりませんが、転職先がどんなベンチャー企業なのかは決定要因にならないことは確かです。そこでの本人の振る舞い方が決定的な違いを生むのです。

ベンチャー企業は、常に人が足りない状態に加えて変化も大きいため、常に問題に直面しやすい環境にあります。そういった状況では、自分で何とかする力が試されます。自分から周囲に働きかけ巻き込んでいくコミュニケーション力と行動力、さらには仕事を指示されるのを待つのではなく、必要な仕事を自分で見つけ出していくような積極姿勢があるかないかということなのです。

大企業にいた人でも、それらを元々の素養として持っていた人は、ベンチャー企業に転職しても生き生きと活躍するでしょう。持っていなかったとしても、後天的に獲得できる場合もあります。例えば大企業でも、新規事業立ち上げなど、部署によってはベンチャー企業と共通する環境もないことはないからです。

大企業にいた人がつまずく要因はいくつかあると思いますが、一番大きいのはおそらく次のようなことです。

部署とは本来仕事の役割分担に過ぎないはずです。したがって「ここからここまでがうちの仕事です」という取り決めをするのはいいのですが、そのうち「それ以外はうちの仕事ではありません」という意味合いを持ち始め、それが「余計な仕事は持ってこないでください」という意識を芽生えさせ、いつしか組織の壁となり組織間で牽制し合うようになります。こうして組織からも人からも柔軟性が失われていきます。

社会人の最初からこうした環境で育ってきた人は、仕事とは決められたことをキッチリやるもの、それは誰かによって決められているものであり、誰かによって与えられるもの、それ以外はやってはいけないので興味も関心も示す必要がない、という意識を当然のように植え付けられますし、それはそうそう簡単に拭い去れるものではありません。ベンチャーに移るタイミングが若ければまだ切り替えもできるかもしれませんが、年齢が進むほど難しくなっていくと思います。

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ベンチャー企業は仕事に決まりがまだできていないことがほとんどです。

自分の役職や職分を超えて、言いたいことを言う人はベンチャーに向きます。大企業で決まりきった枠組みに疲れていた人、自分がおかしいと思ったことをおかしいと主張しても「決まっているから」と言われてしまうのでイラついていた人。いわゆる「組織の枠組みより必要性を重視する」とか「理想を見ていながら現実に擦り合わせられる」ならいいのです。

しかし学校の勉強が染み付いてるとちょっと向きません。先生の言う通りに従うことが好きであるなら、教祖のような社長の指示にがむしゃらにしがみつく場合以外、ベンチャーではあまり役に立たないと言われます。

ベンチャー企業の経営者サイドは、基本的に「判断してからもってこい」と考えています。なぜなら指先まで神経を行き届かせるようなことは社長の仕事ではなく、現場の仕事だから。

ベンチャー企業は一隻の帆船のようなものです。一人一人が職分以上に気を回す必要がある。航海士も時には帆を張るし、甲板掃除が伝令もやります。料理人だからって他の仕事がないわけじゃありません。大企業という豪華客船のように、一人一人が自分のやることを片していれば回るわけではないのです。

私はベンチャー企業も大企業も見てきましたが、性に合うのはベンチャーです。しかし仕事が楽なのは大企業だと思います。

転職で何を手に入れたいと思ったか、そこが分かれ目なのです。

後悔しそうな人は元から採用しませんのでうちの会社にはそんなにいません。ただやはり「この人は大企業だったらすごく優秀だろうな」と思う人はいるし、そういう人には適切にフォローしてあげればベンチャーではめずらしいタイプなのでとても働いてくれます。

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世の中のベンチャーの大半は賭けです。

跳ぶ鳥を落とす勢いでうまくいってたと思えばある日いきなり失墜を始める企業も少なくありません

最近の例では米Uberやweworkなど。Delコンピューターなども最初はもの凄い勢いで市場を席巻しました。うまくいっている好例ではAirbnbがありますがこちらも民泊規制が強まる動きがあればいつまで好調を維持できるでしょうか

ただし世のベンチャーの大半はうまくいく前に日の目を見ることなく失墜する場合が多いです。その上、人的資源にもお金を回せないのでガムシャラに働くことが前提です

コンサル大手マッキンゼー出身者が独立して会社を起こしてもほとんどが2ー3年の間に事業をたたむことになると言われています。彼らはドロくさくガムシャラに人に頭を下げる事に慣れていないので、経営コンサルとしては優秀でも、優秀なアントレプレナーにはなれないのです。オイシックス社長も最初は農家の信頼を得るために畑の土を食べたというエピソードは、たびたびテレビでも紹介されている話として有名ですよね。それほど、ベンチャーを軌道に乗せるのは難しいことだと覚悟が必要です。

一発当たれば儲けものですが、そんな企業はごく一部です。先ほどの例のようにあんなにうまくいってたのに、明日には急失速するのもベンチャーです。夢に向かって会社を大きくするやりがいもあるでしょうが、創業者の理念に100%共感し滅私奉公できる人はどこまでいるでしょうか。創業者に誘われて最初から幹部で関われるならそこそこ満足できるでしょうが、方向性の違いによる亀裂がだんだん大きくなり仲違いする場合もあったり、美談ばかりじゃありません

大手も倒産やリストラはあり得ますが、それでもベンチャーより安定度は高いです

そのかわり組織の文化に異を唱えず、忖度や事勿れ主義に目をつぶり、その組織で評価されるような働き方をして平均以上の働きができれば課長以上に出世でき給料もそこそこ

どちらに働きがいを見出すのかはその人次第です。今ではGoogleやアマゾンですら働きたくない企業の上位に名が挙がる時代です。結局雇われてる以上、どっちもどっちということです

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