2024年10月20日日曜日

八木工務店(神奈川県川崎市高津区)のホームページの「スペースロック工法」+「超制震セルロース断熱の家」+ケナボードの【何故、耐力面材の透湿性に拘るのか?】は、とても勉強になりますよ! なお、スペースロック工法は、「仕口」「継ぎ手」をスチールコネクターに置き換えることですが、このスチールは、お金を掛けてクロム系スチールの200年錆びずに劣化しにくいハイテク新素材に置き換えた方が、信用性、信頼性が向上してとても良いと思いますよ。財団法人エーオン 代表 石 塚 正 浩。090−7555−5011

https://www.yagi-k.jp/post_61.html

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スタッフコラム 

「スペースロック工法」+「超制震セルロース断熱の家」が完成しました。 

みなさん、こんにちは、八木の鹿島です。

 今日は、予てより建築中でした、スペースロック工法による
「超制震セルロース断熱の家」の完成報告をしたいと思います。



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お施主さまは、安全性の高い家に強いこだわりを持っておられました。
特に地震に対しては、ことのほか、安全性について細かな要望がありました。

それと、住み心地については、以前の家が、冬はめっぽう寒く、夏はサウナのように蒸し暑く、永いこと、我慢して住んでいましたので、家の温熱環境に高い関心をお持ちでした。とにかく冬暖かく、夏涼しく、気持ち良く、安心して住める家を建てたいとの強い願望がありました。

いろいろなご要望をお聞きした建物の内容は、私共が手掛けている「超制震セルロース断熱の家」の建築に、ほぼ合致したもので、家に使われる素材などは、正しく最適な仕様です。お施主さまは、かなり家づくりの勉強をなされたようで、相当の知識を持っていました。自分の家は、自分の価値観でお決めになりたいと、お話されていました。数社ご検討されていた会社も程よい時期に交通整理が出来たようで、建てる家を充分ご理解なさった上で、プランニングがスタートされました。

今回、建築された
「超制震セルロース断熱の家」の詳細をご案内します。





通常の木造軸組工法の、柱や梁は「仕口」「継ぎ手」の加工のために大きく削り取られてしまいます。木造軸組工法の最大の弱点はこの接合部にあると言われております。
予測も出来ない大型地震に遭遇したとき、真っ先に損傷を受けるのがこの接合部です。
  
スペースロック工法は、「仕口」「継ぎ手」をスチールコネクターに置き換えることで、木造軸組工法の最大の弱点である接合部分を進化させ通常の軸組工法では得られない強度を実現しています。


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・左の画像は、大工さんが基礎に土台を取付けている様子です。

・中央の画像は、土台がコネクターによって、連結された様子です。

・右の画像は、基礎に緊結されたホールダウン金物が土台を貫通して
 取付けられている様子です。柱は、このホールダウン金物に挿入され
 ることで、基礎に直結されます。


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スペースロック工法のホームページはこちら





  装備した「超制震住宅」が完成しました。


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制震装置にも、いろいろなグレードがあります。
超制震住宅は、壁紙すら破れにくくする制震住宅技術です。
家を建てるときに使う柱や壁材を生かして制震部材を施工するので
既存の耐震住宅で、 特別な金物・器具を使わず、
簡易でスピーディに制震住宅が施工できます。


制震テープを構造合板や石膏ボード等と柱梁の間に介在させるだけで、建物全体の体質改善が図られ、「超制震住宅」となります。その結果、地震のエネルギーが吸収され(制震効果)、建物の応答変位が1/2に低減します。 もちろん、追加で高価な耐震補強金物や制震金物等を使用する必要もありません。
※制震テープは、高い耐久性を持ち、シックハウスの原因成分はいっさい含みません。


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ここ近年、日本列島で発生している地震の大きさは、建築基準法に定めた耐震基準をはるかに越えた大型地震が起きています。耐震構造(剛構造)は大地震に対して徹底して建物の強さで地震に抵抗しますが、数十年という長いスパンで繰り返される大地震を想定すると、本当に耐震住宅は大地震に耐えられるのか、とても疑問になります。

2010年、私たちの家づくりは、日本の家から地震の不安をなくしたい、そんな強い願いで、耐震住宅の安全性を進化させた超制震住宅へシフトしました。

最上の安全性と最上の快適性を誇る。「超制震セルロース断熱の家」に是非ご期待下さい。


超制震住宅のホームページはこちら





3)構造の安全性をさらに高める、ケナフ素材の
ケナボードを採用しました。

スチールコネクターを使った「スペースロック工法」でも基本は、軸組工法なので、
耐震性を高めるために筋交いや構造用面材を打ち付けて構造の強化を計っております。
  
ケナボードのケナフは麻の一種で半年で4~5mに成長する1年草の植物です。
成長過程における二酸化炭素の吸収能力がとても高いため、環境に配慮したエコ素材です。建築業界が積極的に活用すれば、森林資源や環境保護に大きく貢献することが出来ます。これから家を建てようとしている方、家の耐力面材に、ケナボードを検討して見てください。

  

【なぜ、ケナボードを採用しているのか。】


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ケナボードのホームページはこちらから

永きに渡り、家づくりに携わって来ました、私たちの家づくりの集大成に家は透湿と調湿を絶対に妨げてはならないがあります。特に水蒸気の移動を防止するようなことをしてはならない。家に使う素材はこれらの性質を備えた物を使用すれば、この透湿と調湿を忠実に守ることが出来ます。

家の耐震性を高めるために、構造体【骨組】の外周部に耐力面材が張られます。主眼は当然、構造体の強化を図るために使われますが、私たちは、この耐力面材の透湿性能を重要視した、家づくりを推進しております。




【何故、耐力面材の透湿性に拘るのか】


透湿性のない耐力面材を使うと、壁の中に水蒸気を封じ込めてしまい、やがて水蒸気は、壁の中の温熱環境に変化が生じた時、間違いなく結露を起こします。
私たちの家づくりは、この水蒸気くんと、大の仲良しで、邪魔者扱いは絶対にしません。従って、水蒸気くんが外へ出たい時に、自由に出られるように、この面材は透湿性に優れた物を使っております。


  
私たちは今日までに、さまざまな、耐力面材を使用して来ましたが、構造用耐力面材に求められる性能(ケナボード/壁倍率3.2倍、構造用合板/壁倍率2.5倍)において、他の素材と比較して格段の優れた性能を持っています。しかも、面材の透湿抵抗が1.0㎡hmmHg/g以下で高い透湿性を持ってますので、壁内結露などを抑えることが出来ます。




4)なぜ、セルロースファイバー断熱材を
標準スペックにするのか。

セルロースファイバーは、断熱材としても、大変優れものなんですが、私たちがこのセルロースファイバー断熱材を標準スペックにしている理由は、他にも沢山の優れた性能
を持ち合わせているからなんです。なんと言っても一番は、水蒸気くんを優しく包み込んでくれるからです。水蒸気くんはセルロースが大好きです。湿度の高い時はセルロースの中で、一休みして、湿度が低くなったら、外へ出て、湿度を調節してくれるんです。このようにセルロースファイバーは、優れた調湿性を持っておりますので、無結露の環境が得られます。




5)なぜ、壁、天井の内装材に「エコドマスウォール」を
標準スペックにするのか。



天然素材のホタテ貝の貝殻を高温粉砕したパウダーを塗り壁で仕上げます。ホタテ貝殻の内部は、超微粒な無数の穴が開いている多孔性の物質です。優れた通気性と通水性が、匂いや有害物質を吸収し結露を防ぎます。また、シックハウスやアトピーなど、アレルギー疾患を予防しますので、お子さまやご家族の健康生活に安心な壁材です。

お住まいのご計画で、お知りになりたいことがありましたら、下記のお問い合わせフォームをご活用下さい。 八木/鹿島

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