勉強の為に転載しました。
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仮想通貨のチャートを配信しているコインマーケットキャップ(Coin Mariket Cap)によると、2018/3/31時点の仮想通貨は1594種類と1600種類間近となっています。
今後も世界中のブロックチェーン企業によるICO(Initial Coin Offering)による新たな仮想通貨(トークン)の登場はもちろんのこと、三菱UFJ銀行によるMUFGコインや、南米ウルグアイが試験発行したeペソなど、大企業や国家・中央銀行による仮想通貨の発行により、その種類は益々増加していくことでしょう。
この記事では、本日時点の時価総額が大きいTOP30の仮想通貨に加え、今後登場してくる三菱UFJ銀行のMUFGコインなどの「大企業による仮想通貨」、国家・中央銀行により研究が進む「国家による仮想通貨」について、種類別に詳しく紹介していきます。
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時価総額トップ30の主要仮想通貨
2018年2月25日時点の時価総額をもとに市場規模の大きいトップ30種類の仮想通貨は以下の通りです。
仮想通貨名をクリック(タップ)すると詳しい解説をご覧いただけます。
時価総額TOP30 (2018年2月25日時点/1ドル=107円換算) | ||
---|---|---|
1位 | 2位 | 3位 |
ビットコイン(BTC) 17兆6068億円 | イーサリアム(ETH) 8兆7419億円 | リップル(XRP) 3兆9590億円 |
4位 | 5位 | 6位 |
ビットコイン キャッシュ(BCH) 2兆1507億円 | ライトコイン(LTC) 1兆2198億円 | カルダノ(ADA) 8881億円 |
7位 | 8位 | 9位 |
ネオ(NEO) 8132億円 | ステラ(XLM) 6955億円 | イオス(EOS) 5992億円 |
10位 | 11位 | 12位 |
アイオタ(IOT) 5243億円 | ダッシュ(DASH) 4997億円 | モネロ(XMR) 4601億円 |
13位 | 14位 | 15位 |
イーサリアムクラシック(ETC) 4066億円 | ネム(NEM) 3852億円 | トロン(TRX) 2853億円 |
16位 | 17位 | 18位 |
ヴェチェイン(VEN) 28224億円 | テザー(USDT) 2375億円 | リスク(LSK) 2258億円 |
19位 | 20位 | 21位 |
ビットコイン ゴールド(BTG) 2140億円 | クォンタム(QTUM) 2075億円 | ナノ(Nano) 2022億円 |
22位 | 23位 | 24位 |
オミセゴー(OMG) 1819億円 | アイコン(ICX) 1562億円 | ジーキャッシュ(ZEC) 1391億円 |
25位 | 26位 | 27位 |
バイナンス コイン(BNB) 965億円 | スティーム(STEEM) 921億円 | ヴァージ(XVG) 888億円 |
28位 | 29位 | 30位 |
バイトコイン(BCN) 886億円 | ポピュラス(PPT) 840億円 | デジックスダオ(DGD) 788億円 |
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1位 ビットコイン(Bitcoin/BTC) 17兆6068億円
いわずと知れた世界最初・市場規模も最大の仮想通貨です。
2008年サトシナカモトという謎の人物によって発表された1つの論文を受けて、世界中のプログラマーが実現に向け開発を進めました。ブロックチェーンを軸に、マイニングにより新規発行される仕組みで、2009年1月3日に最初のブロック:ジェネシスブロックが採掘されました。
ビットコインが初めて取引されたのは、2010年5月22日。プログラマーが10,000BTCをパパジョンズという有名なピザ屋のピザ2枚と交換。この2枚のピザ、現在の相場では200億円相当ですから驚きです…
現在、世界中の人々がビットコインに殺到していることを受けて、システムが大渋滞を起こす問題が発生しています。
これを受けて複数のビットコイン改善案(Bitcoin Improvement Proposal/BIP)が提示されているのですが、合意にいたらず、2017年8月にはビットコインキャッシュ、2017年10月にはビットコインゴールドが誕生。今後も分裂は続くことが予想されています。
2位 イーサリアム(Ethereum/ETH) 8兆7419億円
当時19歳だったヴィタリック・ブテリンによってブロックチェーンを使って新たな分野に応用していこうという目的で創設されたプロジェクト:イーサリアムから生まれた仮想通貨。
イーサリアムは正確には仮想通貨名ではなくプロジェクト名で、正式な仮想通貨の名称は、イーサ(ETH)。
最大の特徴は、ブロックチェーンを使った契約スマートコントラクトで、通貨だけでなく、保険、不動産など、権利の移転に関わるあらゆる分野への応用が期待されています。
新たな仮想通貨の開発プラットフォームとしても多数採用されており、イーサリアムベースで開発された仮想通貨としては、オミセゴー(OMG)、オーガー(REP)、ステイタス(STATUS)、コムサ(CMS)などがあります。
またイーサリアムの研究・活用を推進する企業団体「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」には、アクセンチュア、ロイター、サムソン、スペインの最大手銀行サンタンデール、米国製薬大手メルクの他、日本からも三菱UFJフィナンシャル、トヨタ自動車など、世界中の100社近い企業が参画しています。
3位 リップル(Ripple/XRP) 3兆9590億円
米国フィンテックベンチャーのリップル社によって中央集権的に発行されている仮想通貨です。
同社には、Googleの子会社:Google Venturesが出資したり、米国の政財界の大物が多数役員やアドバイザーに就任しており、2017年10月にトロントで開催されたリップ社による展示会「SWELL」には、インターネット(World Wide Web)の開発者:ティム・バーナーズリーと、元FRB議長:ベン・バーナンキ氏を招聘しています。
「リップル」は正式には社名であり、仮想通貨名は「XRP」といいます。
ビットコインより決済スピードが早く、その最大の特徴は通貨間の橋渡しとなる「ブリッジ通貨」の機能です。日本のメガバンク含め、世界中の主要金融機関がリップルと提携を進めており、2018年以降続々とサービスがリリースされてくる予定になっています。
ただし、これらの国際決済にXRPが使われるのかはは不明です。他の仮想通貨に比べて国家や中央銀行が絡むビッグニュースが多い割には、XRPが鳴かず飛ばずなのは、それが1つの要因と思われています。一方で、今の相場が過小評価され過ぎており、今後大きく価格を伸ばすだろうと信ずる「リップラー」と呼ばれる信者が多いことでも有名です。
なお、SBIホールディングス(北尾吉考社長)はリップルとの合弁会社SBIバーチャル・カレンシーズを2016年秋に設立。
2018年には、国内取引所:SBIバーチャルカレンシーズ、香港にはDigital Asset Exchange(仮称)という仮想通貨取引所を公開予定で、いずれの取引所でもXRPを取り扱う予定となっており、高騰が期待されます。
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