https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01458/110200003/
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PCのグラフィックス機能は、ゲームやVR/MRの体験を大きく左右する。また、クリエーティブやAI(人工知能)を活用したアプリケーションへの活用も進められている。今後2021年にかけての状況を予測してみよう。
インテルのTiger Lake世代で内蔵GPUが大幅強化
画面を描画するグラフィックス機能は「GPU(Graphics Processing Unit)」が担当する。最近のほとんどのCPUにはGPU機能が統合されている。CPUに統合されているGPUは「iGPU(Integrated GPU)」「内蔵GPU」などと呼ばれる。
近年、米Intel(インテル)は内蔵GPUの強化に取り組んでいる。2020年9月に発表され、今後2021年にかけて搭載PCが増えていくと予想される第11世代Coreプロセッサー(開発コードネーム=Tiger Lake)では、内蔵GPUの内部構造を刷新。新たな「Xe-LP」マイクロアーキテクチャーを導入して大幅に強化した。第11世代Coreプロセッサーの内蔵GPUは「Iris Xe グラフィックス」である。
インテルは「Core i7-1185G7」搭載PCで実際にゲームをプレーする際のフレームレート計測結果を公開。「レインボーシックス シージ」「フォートナイト」「バトルフィールド1」といった本格的なゲームもプレーできるとアピールした。
併せて、Core i7-1185G7のグラフィックス性能は、1世代前の「Core i7-1065G7」に比べて約2倍に向上していることや、多くのゲームで米AMDの「Ryzen 7 4800U」を上回り、米NVIDIA(エヌビディア)のディスクリートGPU(単体GPU)である「GeForce MX350」とも互角であると説明している。
これまで内蔵GPUの性能は、ディスクリートGPUのメーカーでもあるAMDのCPUのほうが優れているイメージが強かったが、今後はそのイメージは改める必要がありそうだ。
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