2021年5月15日土曜日

HDDマイニングブーム再燃?――大容量HDDとSSDの在庫不安

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写真ドスパラ秋葉原本店のHDD価格表。購入制限がかけられている
ドスパラ秋葉原本店のHDD価格表。購入制限がかけられている

 HDDなどのストレージを使ってマイニングできる暗号資産の“採掘”ブームは、4月下旬に突然わき起こった。グラフィックスカードのような深刻な枯渇を心配した多くのショップが、8TB以上のモデルを中心にHDDもすぐに購入制限を設けたのは記憶に新しい。



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●「12TBの在庫、全部ください」という人物も



 しかし勢いは維持されず、数日後には落ち着きを取り戻して購入制限を緩和する動きが方々で見られるようになった。このため、一過性のブームとみなされていたが、今週に入って再び大容量HDDの需要が急激に高まっているという。



 あるショップは「レジで『12TBの在庫、全部ください』と言われてびっくりしました。さすがに応じませんでしたけど、連日12TB HDDを(購入制限上限ぶんだけ)買っていく人もいて、何かしらの動きを感じています」と語る。



 別のショップは「前は海外の人が中心でしたが、連休明けは日本人で『HDDマイニングを試してみたい』という人が出てきた印象ですね。ちょっと読めないところがあります」という。



 とはいえ、やはり需要が増しているのは10TBを超えるNAS向けや監視カメラ向けのHDDのみで、コンシューマー向けの主流どころは8TBモデルがわずかにかする程度といわれている。引き続き動向を注視したい。



●3万円超の値上がりも即売り切れ――WD_BLACK SN750の4TB



 大容量SSDを活用するニーズが連休中から増しているが、こちらも漸増している感がある。あるショップは「8TBや4TBのSSDが急に動くようになりました。もともと在庫が薄いところだったので、軒並み売り切れです」と話していた。



 そのような中で、4月初旬にごく少数が出回ったWestern Digitalの4TB M.2 NVMe SSD「WD_BLACK SN750 WDS400T3X0C」がパソコンSHOPアークに少数入荷したが、すぐに売り切れてしまったという。



 同店は「大容量SSD人気の流れなのか、あっという間でした。このクラスになると価格で吟味して、ということではないのかもしれませんね」と話していた。



 WDS400T3X0Cは初回入荷時に6万4000円弱となっていたが、「次回入荷から仕入れ値がグンと上がるそうです」(TSUKUMO eX.)と伝えられていた。実際、今回の価格は9万6490円と3万円以上も上がっていたが、その価格でも既に入手できなくなっている(いずれも税込み)。

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