2021年10月21日 12:01 Techable
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新型コロナで非接触ニーズが拡大「エアータップ」は、センサー部に手をかざすことで、非接触でエレベータを直観的に操作できる新しい操作方法。ボタンに触らずエレベータを操作できるため衛生的なことが大きな特徴です。既存のエレベータに設置できることに加え、通常のプッシュボタン式とほぼ同じ操作手順のため、簡単かつスピーディーに操作でき、年齢を問わず手軽に利用可能。
フジテックはリリースした当時、世間では新型コロナウィルスが猛威を振るい、人々の衛生意識が著しく向上するような状況にあったといいます。「この為本製品が多方面から注目され、多数の設置要求が当社に寄せられました」と担当者。
このような背景から、更に市場ニーズに沿ったラインアップを拡充。2020年7月にはハイブリッド型、同年12月に一体型をリリース。一体型は、同12月に標準型エレベータ「エクシオール」の標準装備仕様として適用開始しています。
センサーの誤検知を防ぐ機能も「エアータップ」の注目すべき点として、操作盤の前面に人が立った場合に意図しないボタンを登録しないように、複数センサーを検出した際には登録されない機能を搭載。一体型タイプは更に、視覚障がい者の利用を想定し、ボタン触知の際にセンサーが反応しない様「不感帯(センサ表面から1cmは検出しない範囲)」を設定しています。
そして今回「エアータップ」は、新しいエレベータのインターフェイスとしての性能が評価され、2021年度グッドデザイン賞を受賞。審査委員は「商業ビルなど多くの人が触れたボタンに触りたくないといった心理的障壁を技術とデザインで解決に導いている。センサの反応も良く、意図しない誤動作をちゃんと認識し、軽快かつ直感的な操作を可能としている」とコメント。
フジテックは今回の受賞を契機に、「エアータップ」のさらなるデザイン・機能の拡充を目指して、研究開発を進めていくとしています。
PR TIMES
エアータップ
(文・Takeuchi)
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