2023年2月14日火曜日

質問:経団連はリモートワークを減らしたいようです。何故ですか? 回答:バカだからです。ビジネスコンサルがお答えします。

https://jp.quora.com/%E7%B5%8C%E5%9B%A3%E9%80%A3%E3%81%AF%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%92%E6%B8%9B%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99-%E4%BD%95%E6%95%85

三川屋幾朗

リモートワークを減らすという事象には二つの側面があります。ひとつはリモートワークで経済が停滞するという側面で、もうひとつはマネジメントへの負荷です。

前者に関しては他の方が回答されていますので、そちらを参考にしていただくとして、私からはマネジメントについて「バカ」の指摘を説明します

(この方が、経団連の十倉雅和[1]会長さまでございます)

もうこれは完全に「思考停止」です。経営努力を放棄しています。

経団連日本を引っ張るトップ企業の親方集団ですよね。そこがこの程度の見識では海外から笑われます。ただでさえ「効率が悪い!」と諸外国から指摘されているのに、何たるテイタラク。呆れます。

せっかく生産性向上の緒に着いたばかりなのに、今更「非効率日本」に戻すという提言は思考停止以外の何物でもありません

まず生産性が低い原因はマネジメントが出来ていないからです。外資に勤め、欧米のマネジメントを見てその効率性に納得している者として、最も疑問に思うのはこれです。

日本企業は、なぜマネジメント教育をしないのか?

社長以下、たたき上げが多く、経験則で経営をやっているようではオワコンです。そのオワコンチームが経団連を名乗っても、オワコンの重ね塗りでしかありません。お亡くなりになった前経団連会長で日立の中西宏明氏に申し訳が立ちません。中西さんは経団連にあって珍しく先見の明がありました。

分かり易く説明しましょう。日本型経営の間違いのど真ん中を。

マネージャは管理者であり、部下の「上がり」を頂いて仕事する人です。つまり部下がいかに仕事しやすくするか環境を整え、問題には対処のコーチングをするのがマネージャです。

それに対して日本のボンクラマネージャは「命令」します。「指示」します。終わってますね。部下には「考えさせる」のがマネージャの仕事であり、答えを言うようではマネージャ失格です。部下が自分で答えを見つけられるように導くのがコーチとしてのマネージャの役目です。

そうして部下が育ち、同じことが出来るようになれば、マネージャ(課長)はディレクター(部長)へ出世の機会が訪れます。

命令するのではなく聴くことがマネージャの最大の仕事です。ファクトファインディングで問題の芯を素早く掴み、適切なアドバイスをする。そうやって難しい経営・営業問題も部下の手柄として仕事に励んでもらう

マネージャの成績とは部下がどれだけの成果を上げたかの合計ですから、部下はマネージャにとっての「お客様」なのです。それを「ドレイ」として扱う。ナンセンスの極致としか言いようがないです。

ITに慣れていないおっさんズなマネージャ」はICT後進国日本のが足を引っ張るお荷物の主役なのですから、ここで「ITできないおっさんズ」を徹底的に再教育して、政府が推進の旗を振り続けるDX化へまい進し、最強のICT国日本に生まれ変われるチャンスなのです。少なくとも中国に追いつかないと話になりません。日本はいまや後進国であることを自覚すべきです。

「ICT使えないおっさんズ」が再教育されて「使える人」や「時代を引っ張る人」になることを経団連は想像できないのでしょう。「高収入なのに会社に下がる、できないおっさんズ」を再教育するのはムダ金で「コスト」だ、としか考えていないのでしょうが、日本の未来を提言すべき経団連こそ進んで「会社ぶら下がり使えないおっさんズ」の再教育に臨むべきです。

人生100年時代ICTリテラシーは必須中の必須です。こういう「ITできないおっさんズ」な上級マネージャクラスが、再教育によってICTバリバリになり、ロージン期を過ごす日本がどれだけ明るいか、経団連は想像できないのでしょう。

この政府の発表の様に、2050年には人口は今の4分の3になるんです。4人が3人に減るです。そういう時代が来るんです。ICTバリバリロージンマネージャに頼らざるを得ない時代がすぐ先に来るのです。

経団連は未来をどうデザインしているのか(何もないことが)透けて見えて、全くオワコンであることが分かります。目先のことしか考えてない

DX化とICT、それに加えて脱炭素低エネルギー国ニッポンへリデザインし、テレワークを「武器」にして経済を活性化する方法を経団連が提言するのならいざ知らず、「元に戻しましょう」などと逆を行っている辺りで、もうオワコンですね、経団連さん。もう一度言います、これでは経団連オワコンです。思考停止です。

ICT/DXで先を行く会社は経団連になど眼中にありません。経団連に日本型オワコン経営に決別する勇気を持って頂きたいと希望するのが私だけでないことを祈ります。


参考:この質問を理解し思考する手助けとなるリンクをご用意しました。この問題をご自身で一度考えてみてはいかがでしょう。業界3位の住友化学からなぜ財界総理が選ばれるのか、前々会長が住友化学からだからそうなったのか、全く理解できません。そんな「業界下位の会社のお偉いさん」が財界総理でモノ申しているんです。経団連お粗末ではないですか。

急激な変化が続く今の時代を考えた時、経団連がこんな提言をしていて良いのか、もう一度考え直し「現在の延長線指向大好き」的な思考停止から脱却するチャンスをコロナ禍が与えてくれていることを理解すべきだと思います。

テレワーク終了宣言? 経団連「出勤者7割減見直し」提言に潜む違和感の正体
経団連が出した提言が波紋を呼んでいる。コロナ対応を踏まえた、テレワークによる「出勤者数の7割削減」を見直すべきだという内容だが、経済界の「テレワーク終了宣言」と見えないこともない。
テレワークなどで出勤者7割減「見直すべき」 経団連が政府に提言:朝日新聞デジタル
 経団連は8日、政府が新型コロナ感染拡大対策として呼びかけてきたテレワークなどによる「出勤者数の7割削減」について、「科学的な知見」を踏まえ、なくしていく方向で見直すべきだとする提言を出した。 同日発…

0 コメント:

コメントを投稿