https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2311/13/news052.html
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日立製作所ときんでんは、デジタル技術を活用し、77kV送電ケーブルの接続作業を行うケーブルジョインターを早期育成する訓練支援ソリューションの試行運用を開始した。
日立製作所ときんでんは2023年10月24日、デジタル技術を活用し、77kV送電ケーブルの接続作業を担うケーブルジョインター(接続技能者)を早期育成する訓練支援ソリューションの試行運用を開始したと発表した。
77kV送電ケーブルの中間接続箱組み立て作業の工程において、外部半導電層と絶縁層を規定された寸法にガラス片で切削し、ケーブル表面を鏡面状に加工する技能を対象としている。
同ソリューションは、日立製作所が開発したセンサー付きグローブを用いて訓練生の動作データを収集、数値化し、両社が協働開発したアルゴリズムによって熟練技能者と訓練生のデータを比較、解析する。
グローブには圧力センサー、マイク、慣性センサーが内蔵され、個人の技能状況や仕上がり品質に直結する検知モデルにより技能の差異を定量的に可視化できる。
加えて、ケーブルジョインターの動作と目線をカメラで撮影し、モニタリングする。切削状況の映像と同期した複数の検知項目について、改善すべきポイントを提示するため、短期間で技能を習得できるだけでなく、作業の標準化や品質の安定化につながる。
2021年4月から同ソリューションの共同実証を進めており、熟練の技能者や訓練生まで20人の技能データにより、定量的な技能評価や改善ポイントの可視化ができることを確認した。
さらに、データや分析結果をクラウド上に保存し、遠隔地にいる熟練技能者がデータを共有して指導する試みも開始している。
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