地球温暖化を食い止めるために、アイスランドとアメリカの学者が共同で進めているプロジェクト「Carb Fix」に、成果が出た。
CO2を地中へ戻す
地球温暖化の要因となっているCO2(二酸化炭素)は、その多くが石油や石炭などを燃やした時に発生する。
石油、石炭といえば、もともとは地下深くにあったもの。含まれていたCO2が、燃焼によって空気中に放出されるから問題になる。
ならばそのCO2を地中に戻してしまえ、という発想から2007年に開始されたのがCarbFixプロジェクトだ。
プロジェクトの具体的な目標は、CO2を岩石に変えてしまうこと。それが成功した。
マグマにCO2を注入する
アイスランドのヘトリスヘイジ地熱発電所でプロジェクトを進めていた研究者たちは、空気中のCO2をいったん水に溶かし、玄武岩が融けた状態のマグマに注入した。(地熱発電所付近には火山がある)
それをアイスランドの地下深くに埋めておいたところ、わずか2年で結晶化し、CO2を含んだ玄武岩に変わったとのこと。
通常、マグマが固まって玄武岩になるには数百年以上かかるとされているが、CO2によって結晶化が加速されたようだ。
年1万トンのCO2を地中に戻す
ヘトリスヘイジ地熱発電所では、この技術を使って、年に1万トンのCO2を地中に戻していく予定だ。
また、玄武岩質マグマの火山がある場所ならば、他の地域でもこの技術を応用できるという。
- 出典元:Researchers Turn CO2 Into Stone in Climate Change Breakthrough - Time(6.10)
- 出典元:Rapid carbon mineralization for permanent disposal of anthropogenic carbon dioxide emissions - Science(6.10)
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