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ASUS「CeBITデビューマザー」国内初披露──Pentium Mゲタ「CT-479」で技術力もアピール
2005年03月31日 19時41分 公開
[長浜和也,ITmedia]
先日行われたCeBITでIntel 955/945やnForce4 SLI Intel Editionを搭載したマザーボードが大量に展示されたのは記憶に新しいところ。今回の会場にもCeBITで紹介された多数のマザーが日本で初めて公開された。
ASUSが今回行ったプレゼンテーションは、同社AsiaPacific_MEA&Domestic Sales Group、Accont Managerのベン・セン氏によるノートPCの製品紹介と同じくMB Business Unit、Product Managerのリチャード・リュウ氏による「CT-479とCeBITで公開したマザーボードの新製品について」の2部構成(このほか、冒頭で先に述べたリン氏から“絶好調のASUSビジネス”も紹介された)。
リュウ氏による説明では、期待された「CeBITで展示されたマザーボードの詳細解説」はほとんど行われず、CT-479の特徴とその仕組みに関する紹介に多くの時間が費やされた。
CT-479もCeBITで登場した製品だが、マザーボードそのものではなく、mPGA478対応マザーにPentium Mを差せるようにする変換アダプタ。CPUの搭載方法が変わるたびに登場する俗に言う「CPUゲタ」である。
リュウ氏は、CT-479のメリットを既存のデスクトップPC用Pentium M対応マザーと比較して紹介。旧世代のチップセットを搭載しながらも高価なPentium Mマザーよりも、デスクトップ用チップセットを搭載した高機能マザーがPentium Mで使えるCT-478のほうが高いコストパフォーマンスを発揮できる、と説明する。
ASUSが示したCT-479を利用した場合とデスクトップPC用Pentium M対応マザーの機能比較。ただし、Pentium M対応マザーはIntel 855GME搭載の場合で、最新のIntel 915GM/PMマザーとは比べていない。また、現在ASUSが認めているCT-479対応マザーはP4P800、P4C800-Eと限られている
さらに、リュウ氏は「インテルのデザインガイドに従って開発すれば、デスクトップPC用Pentium M対応マザーを開発するのは簡単なこと」と述べたうえで、CT-479のような、モバイル向けCPUをデスクトップPC用マザーで使えるようにするアダブタの開発では、「ピン数の違い」「VRMとIVMPの違い」「駆動電圧の違い」「信号電圧の違い」「パッケージの違い」といった困難な問題を解決しなければならず、ASUSの高い技術力がそれを可能にしたとアピールしている。
ブロック図でみるCT-479とマザーボードの関係。マザーボード側のVRMとノートPCで採用されているIVMPの整合は図面のCT-479側左に位置する「Programmable Logic Device」を介すことで対応、Pentium Mで求められる1.8ボルトも外部供給電圧をレギュレータによって変更して利用している
nForce4 SLI Intel Editionを搭載した「P5ND2-SLI」はFSB 1066MHzに対応しDDR2-667をサポート。インテルの現役最上位チップセットであるIntel 925XEを上回るスペックを有する。「AMD Edition」のようなワンチップではなく、「MCP-04」というサウスブリッジを有することにも注目
RADEON XPRESS 200 for IntelとULIのM1573を組み合わせた「P5RD1-V Deluxe」はLGA775対応マザーというだけでなく、テレビチューナーユニットをオンボードで搭載している点でもユニーク。テレビチューナーユニットを持たない「P5RD1-V」も展示されていた
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