クリプトン(KRIPTON)は5月22日、春のアクセサリー新製品を発表した。合わせてハイレゾCD(MQA-CD)の再生に対応し、5月末から販売予定のアンプ内蔵スピーカー「KS-9Multi+」もデモした。当初12月発売とアナウンスされていたが、ハイレゾCDの仕様に合わせ、機能を改善した結果、発売が伸びた。
MQA-CDにも対応、一筐体でハイレゾ再生ができるKS-9Multi+
KS-9Multi+は、USB入力端子などを備えたハイレゾ対応スピーカーで、既存の「KS-9Multi」をバージョンアップしたもの。強化点は、MQA-CDのダイレクト再生に対応する点で、光デジタル接続/HDMI接続で入力したMQA-CDの信号をフルデコードし、最大352.8kHzのハイレゾ音源として再生できる。
MQA-CDを楽しむためには、プレーヤーのほかに対応DACやアンプ、スピーカ―などが必要だが、一体型タイプのためコンパクトかつ手軽にシステムが完結する。なお、独自に評価したところ、光デジタルよりもHDMI経由のほうがいい結果を得やすいとのことで、送り出しのプレーヤーはBlu-ray Discプレーヤーを推奨している。
筐体は押し出し加工したアルミ素材で、丸みを帯びた形状。2ウェイ構成で、ユニットはデンマークTymphany製。30mmのリングドーム型ツィーターと84mmのウーファーを組み合わせている。60Hz~60kHzの再生に対応する。スピーカー内部にDDC(デジタル・デジタル・コンバーター)とデジタルアンプを内蔵する。USB、光デジタル、アナログ(ステレオミニ)、HDMIの3系統の入力端子を備える。出力は40W×4のバイアンプ構成。
本体サイズは幅130×奥行き170×高さ200mmで、重量は約2.9kg(左)/約3kg(右)。スピーカーベースとネオフェードカーボンマトリックス3層材のインシュレータ、リモコンなどが同梱する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は28万円前後。
5月25日には、東京国際フォーラム4FのG405会議室で開催する「第6回KRIPTON MEETING試聴体験会」で、「KS-9Multi+」を使ったMQA-CDの試聴が可能となっている。
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