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日々の自炊で活躍する、炊飯器。
多くの炊飯器には、保温機能が付いています。
ついご飯を炊きすぎてしまい、その時に食べ切ることができなくても、保温機能があれば数時間はおいしさをキープできるため重宝している人は多いでしょう。
しかし、保温機能を使う際にはいくつか気を付けなければならないことがあります。
炊飯器の保温時に『してはいけないこと』
真空断熱容器や、炊飯器といった調理電気製品などを販売する、タイガー魔法瓶株式会社。
同社のウェブサイトでは、炊飯器でご飯を保温する時にしてはいけないことを6つ紹介しています。
1.決められた時間を超えて、保温機能を使用しない
Tiger-Corporation ーより引用炊飯器にはそれぞれメーカーが推奨する保温時間が定められています。この時間を超えた場合、ごはんがどんな状態になってもメーカーは保証してくれません。
定められた時間を超えて保温すると、ご飯がパサつくのはもちろんのこと、黄ばみが出たり、腐敗したりすることがあります。
近年は保温に優れた炊飯器もあるため種類にもよりますが、ご飯をおいしくキープできる保温時間は、一般的に5~6時間程度とか。
メーカーが推奨する保温時間を超えないように、注意したいですね。
2.しゃもじを入れたまま保温しない
「楽だから」といって、しゃもじを炊飯器の中に入れていませんか。雑菌が繁殖する可能性があるため、しゃもじは入れないようにしましょう。
Tiger-Corporation ーより引用使用したしゃもじの取手には、手から雑菌が移っている可能性もあります。
そのまま雑菌にとって栄養価たっぷりのごはんと一緒に保温すると、中で雑菌が繁殖してしまいます。
3.白米・無洗米以外のご飯を保温しない
白米・無洗米以外のご飯とは、味付きご飯や炊き込みご飯などのこと。
余ったら、白米と同じように保温してしまいがちですが、推奨されていないようです。保存したい場合は、別の容器に移して、冷蔵もしくは冷凍保存しましょう。
Tiger-Corporation ーより引用味付きごはんなどには調味料が使用されているため、長く炊飯器の中に置いておくとニオイが本体内部に染みついてしまう可能性があります。
また、塩分などを含んだ水蒸気に長くさらされることで、金属やパッキンが傷むこともあります。さらに、炊き込みごはんの具材に含まれる水分のせいで、ごはんがベチャついてしまうことも。
白米以外のごはんの保存は、炊飯器から取り出して別の容器に移し、冷蔵もしくは冷凍して保存しておくのがベストといえます。
4.冷やご飯を継ぎ足して保温しない
前に炊いたご飯を、新しく炊いたご飯に継ぎ足して保存するのもNG。意外とやってしまいそうですが、パサつきや腐敗が進みやすくなるため注意が必要です。
Tiger-Corporation ーより引用炊飯器の中に残ったごはんの量が、冷凍保存するには中途半端なときもありますよね。そんなとき、ちょっと置いておいて、次にごはんを炊いたときに継ぎ足して保温したくなりませんか?
しかし、継ぎ足し保温は実はNGです。いったん外に出したごはんを炊飯器に戻すと、パサつきや腐敗が進みやすくなります。
5.長時間、電源を切った炊飯器内でご飯を放置しない
「電気代を節約したい」「少しなら放置しても大丈夫」といって電源を切った炊飯器でご飯を保存するのはNGとか。
腐敗のリスクが高まるため、電源を切るなら、別の容器に取り出して冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。
Tiger-Corporation ーより引用電気代を節約するために、電源を切った炊飯器でごはんを保存しておくという方法を耳にすることがあります。これもできれば避けたい保存方法の一つです。
通常、保温機能が働いている炊飯器の中は、保温に適した温度で雑菌や結露を防いでいます。電源を切ってしまえば、当然その機能は失われ、ごはんは乾燥・腐敗・結露を起こしやすい状態にさらされるわけです。
6.内蓋や内なべは毎回洗浄して清潔を保つ
一見、汚れていないように見える炊飯器の内蓋。「汚れてきたら洗う」という人もいるようですが、実は使うたびに洗うのが基本だといいます。
Tiger-Corporation ーより引用炊飯器の内なべはもちろん、内ぶたも使うたびに洗浄するのが基本です。汚れが残っていると、保温中に雑菌が繁殖しやすくなります。
目に見えないカビや雑菌が繁殖すると、炊きたてのごはんから嫌な臭いがしたり、味が落ちたりすることもあります。美味しいごはんを炊くためにも洗える部品は全て洗うようにしたいですね。
※写真はイメージ
ご飯をおいしく、そして安全に食べるためにも注意したい6つのポイント。
炊飯器の注意点については、ネットでもたびたび話題に上がり「つい保温時間をオーバーしてしまう…」「逆にNG行為をやっている人がいると思うと震える」などの声も見られました。
もしかすると、何気なくやっていたことが「実はNGだった」ということもあるかもしれません。
これを機に、使っている炊飯器のメーカーが推奨しているかどうかなども含めて、見直してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]
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