https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02341/
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デンソーグループの先端基礎研究企業であるデンソーアイティーラボラトリ(東京・港、デンソーITLAB)は、2025年4月1日からの4年間、東京科学大学情報理工学院において「DENSO IT LAB認識・制御・学習アルゴリズム共同研究講座」を開設する。自動運転やロボティクス、工場自動化、循環経済(サーキュラーエコノミー)、MaaS(Mobility as a Service)などに有用な技術の研究及び開発を目指す。
両者は、2020年4月1日から2025年3月31日にわたって、「DENSO IT LAB認識・学習アルゴリズム共同研究講座」を開設し、AI(人工知能)モデルの基礎研究や応用研究を実施した。
今回の発表は、これに加えて新たに制御分野へ展開するものだ。両者は、知能化や電動化といったモビリティー産業の変革期において、AIと制御技術を高いレベルで融合することが、競争力のある次世代モビリティーのコア技術創出につながるとしている。
共同研究グループを主導する東京科学大学情報理工学院特任教授兼デンソーITLABプリンシパルリサーチャの佐藤育郎氏は、「これまでの研究講座では、認識・学習ソフトウエアのみを対象としていたが、今後はAIのノウハウを基に、ものづくりメーカー(であるデンソーグループ)として動くものを作成・設計することが目標だ。ハードウエアの実用化では制御工学が必要だが、AIによって学術界も一変する瞬間に来ている。機械の知能化による社会への大きなインパクトを狙って、様々なプレーヤーが準備を進めている」としている。
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