2015年7月 1日 12:30
これでバッテリー切れの心配なし!?
スマートフォンのプロセッサの進化や記憶容量の増大とは裏腹に、なかなか大きな進展を見せないのがバッテリー性能。もちろん年々容量は大きくなっているのですが、スマートフォン自身の消費電力も増えているせいかなかなか実感できません。
ところがなんと、サムスンがバッテリー性能を約2倍にする技術を開発したというのです。おお、オーパーツなみの技術革新っぷり! いったいどういう仕組なんでしょう?
今回の技術のキモは、リチウムイオンバッテリーにシリコンを使うという点。この発想は昔から研究されていたのですが、充電と放電を繰り返すうちに素材が劣化してしまうという問題があったんだそうです。
そこで、サムスンの開発者はシリコン製のアノード(負極)に薄いグラフェンをコーティングすることを思いつきました。これにより、シリコンがグラフェン粒子の間を移動することができ、そして実用的な充電回数を達成することができたんだそうです。そんな努力の結果、バッテリー性能を1.5倍~1.8倍まで伸ばせるようにテストが示したそうですよ。
この技術を応用すればスマートフォンなどの駆動時間が伸びるだけでなく、より小さく薄いスマートフォンやスマートウォッチが開発できるかもしれません。実用化がとっても楽しみな技術ですね。
source: Slash Gear
(塚本直樹)
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- 日本サムスン
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