政府は、北海道稚内市とロシア極東のサハリンを送電線で結ぶ構想を検討するため、ロシアと合同作業部会を設置する方向で調整に入った。 サハリンの火力発電所の余剰電力を輸入し、日露の経済関係の強化につなげる。世耕ロシア経済協力相がモスクワで3日に開かれる閣僚会合で示す。 宗谷海峡の約50キロを海底ケーブルでつなぐことを想定している。ロシアの大手電力幹部は、費用は最低57億ドル(約6000億円)との見通しを示しており、作業部会で事業費や工程などを協議するとみられる。費用負担などを巡り、厳しい交渉が予想される。 ロシア極東は、石油や天然ガスなどが豊富。サハリンには複数の火力発電所があり、発電コストが日本の3分の1程度とされる。ロシア側は将来、輸出専用の発電所をサハリンに建設することにも意欲を持つ。
2016年11月3日木曜日
日サハリン、送電線で結び電力輸入…構想検討へ
13:30
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