ところでWi-Fi 6Eって何?
…とその前に「え? Wi-Fi 6だってまだ出たばかりなんじゃないの?」というみなさまもいますよね。実はそのとおりで、Wi-Fi 6が出てからまだ3年程度だし、Wi-Fi 6対応製品が広まってきたのも2019年末辺りから。
「もうポイなの?」と心配になりますが、Eは「Extended(拡張版)」のEですので、6Eはまったく新しい規格というよりは、Wi-Fi 6の拡張版という理解ですかね。Wi-Fiはずっと使える帯域数が5GHzまでだったんですが、米連邦通信委員会(FCC)が2020年中盤に6GHz帯を免許不要利用に開放したことで何もかもが変わってしまった…。同じ6GHz帯を利用する通信キャリア、鉄道、移動無線通信との干渉を防ぐ必要が生じ、自動周波数制御(AFC)と送信パワー制御を新たな要件に加えた新規格の6Eが生まれたというわけです。日本語解説はこちら、日本の対応状況はこちら。
ガルフウィングみたい。Netgear Nighthawk RAXE500はこの翼が目印
Photo: Wes Davis
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…とその前に「え? Wi-Fi 6だってまだ出たばかりなんじゃないの?」というみなさまもいますよね。実はそのとおりで、Wi-Fi 6が出てからまだ3年程度だし、Wi-Fi 6対応製品が広まってきたのも2019年末辺りから。
「もうポイなの?」と心配になりますが、Eは「Extended(拡張版)」のEですので、6Eはまったく新しい規格というよりは、Wi-Fi 6の拡張版という理解ですかね。Wi-Fiはずっと使える帯域数が5GHzまでだったんですが、米連邦通信委員会(FCC)が2020年中盤に6GHz帯を免許不要利用に開放したことで何もかもが変わってしまった…。同じ6GHz帯を利用する通信キャリア、鉄道、移動無線通信との干渉を防ぐ必要が生じ、自動周波数制御(AFC)と送信パワー制御を新たな要件に加えた新規格の6Eが生まれたというわけです。日本語解説はこちら、日本の対応状況はこちら。
ガルフウィングみたい。Netgear Nighthawk RAXE500はこの翼が目印
Photo: Wes Davis
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スピードで選べばコレ
WiFi 6Eルーターは一番安いものでも5万円以上します。ただ性能がいいだけで飛びつける値段じゃ全然ない!
その点、今回試した4機種はいずれも接続機器さえ間違えなければスピードは十分です。なかても飛びぬけて速かったのがNetgear Nighthawk RAXE500とAsus ROG Rapture GT-AXE11000のふたつです。両方とも6E対応のSamsung Galaxy S21 Ultraでテストしたんですけど、あまりにも速いので、ネットワークテスト用ソフトの「iperf 3」に条件を間違えて入力したのかと思ってダブルチェックしたほどです。WiFi 6Eより驚いたのは、前からある5GHz帯のWiFi 6のスピードで、1.4~1.9 Gbpsまで出ました。WiFi 6でこれだけのスピードが出るのは頭ではわかっていてもこの目で見たのはこれが初めてです。
環状列石みたいなアンテナで存在感を放つAsus ROG Rapture GT-AXE11000もスピードは◎
Photo: Wes Davis
で、どっちが速いかですが、これはどっちもいい勝負です。細かく比べるとNetgearは大体25フィート(約7.7m)離れた辺りでスピードが結構落ちたけど、それでも600Mbps以上は出てましたし、家の中はどこで使っても高速でした。
もちろん屋外でガタ落ちです(想定内)。計測地点とルーターの間に分厚い壁が何枚もあるせいで、45フィート(約13.7m)ほど離れた場所でつないだときにも、接続速度はそんなに出ませんでした。6GHzも同じ。ただ、5GHz帯については両ルーターとも30~40Mpbsで届きました。一番違いが出たのも、昔のWi-Fi 5 (802.11ac)プロトコルで接続したときです(つまり2.4GHz帯と5GHz帯)。 Netgearは近距離ではAsusよりかなり遅いのに、およそ45フィート(約13.7m)離れた屋外では4K視聴中も平均51.17Mbpsで絶好調でした。対するAsusは平均7.5Mbpsがやっと。使いものにならない一歩手前という感じでした。
全体的にAsusはNetgearより近距離のスピードが優先。Netgearはもっと広い範囲で「間に合うスピード以上」を目指していると感じました。
ネトゲで若干スピードが上のNetgear Nighthawk RAXE500に軍配を上げたいところですが、差は約5~10ミリ秒という微々たるものですし、どっちが上と感じるかは何を優先するかによります。広範囲で安定した接続環境を求めるならNetgear、近距離のあらゆる地点で安定した接続環境を求めるならAsusが狙い目ですので、ここは引き分けということで。
BESTチョイス:Netgear Nighthawk RAXE500とAsus ROG Rapture GT-AXE11000(引き分け)
WiFi 6Eルーターは一番安いものでも5万円以上します。ただ性能がいいだけで飛びつける値段じゃ全然ない!
その点、今回試した4機種はいずれも接続機器さえ間違えなければスピードは十分です。なかても飛びぬけて速かったのがNetgear Nighthawk RAXE500とAsus ROG Rapture GT-AXE11000のふたつです。両方とも6E対応のSamsung Galaxy S21 Ultraでテストしたんですけど、あまりにも速いので、ネットワークテスト用ソフトの「iperf 3」に条件を間違えて入力したのかと思ってダブルチェックしたほどです。WiFi 6Eより驚いたのは、前からある5GHz帯のWiFi 6のスピードで、1.4~1.9 Gbpsまで出ました。WiFi 6でこれだけのスピードが出るのは頭ではわかっていてもこの目で見たのはこれが初めてです。
環状列石みたいなアンテナで存在感を放つAsus ROG Rapture GT-AXE11000もスピードは◎
Photo: Wes Davis
で、どっちが速いかですが、これはどっちもいい勝負です。細かく比べるとNetgearは大体25フィート(約7.7m)離れた辺りでスピードが結構落ちたけど、それでも600Mbps以上は出てましたし、家の中はどこで使っても高速でした。
もちろん屋外でガタ落ちです(想定内)。計測地点とルーターの間に分厚い壁が何枚もあるせいで、45フィート(約13.7m)ほど離れた場所でつないだときにも、接続速度はそんなに出ませんでした。6GHzも同じ。ただ、5GHz帯については両ルーターとも30~40Mpbsで届きました。一番違いが出たのも、昔のWi-Fi 5 (802.11ac)プロトコルで接続したときです(つまり2.4GHz帯と5GHz帯)。 Netgearは近距離ではAsusよりかなり遅いのに、およそ45フィート(約13.7m)離れた屋外では4K視聴中も平均51.17Mbpsで絶好調でした。対するAsusは平均7.5Mbpsがやっと。使いものにならない一歩手前という感じでした。
全体的にAsusはNetgearより近距離のスピードが優先。Netgearはもっと広い範囲で「間に合うスピード以上」を目指していると感じました。
ネトゲで若干スピードが上のNetgear Nighthawk RAXE500に軍配を上げたいところですが、差は約5~10ミリ秒という微々たるものですし、どっちが上と感じるかは何を優先するかによります。広範囲で安定した接続環境を求めるならNetgear、近距離のあらゆる地点で安定した接続環境を求めるならAsusが狙い目ですので、ここは引き分けということで。
BESTチョイス:Netgear Nighthawk RAXE500とAsus ROG Rapture GT-AXE11000(引き分け)
性能で選べばコレ
スピードも大事だけど、たびたび落ちるんじゃ元も子もありませんよね! やっぱり安定した強いカバレッジとシームレスな接続も重要な要素です。最高のルーターはその存在さえ忘れてしまえるもの。ここではその観点で比べてみました。
Wi-Fi 6Eは「増え続けるスマート家電をあれもこれも全部つなげる」のがウリだけど、同じ基準で単に6Hz帯に対応を広げただけで、そんなに変わるものかな…と思って、6Eにはあまり多くを期待していませんでした。でもこれは自分の認識違い。4機種ともすこぶる高性能でした!
もっとも1回目のテストではAsus ROG Rapture GT-AXE11000だけ少しどうかなと思いましたけど、ファームウェア更新があったので、そのあとに再度使ってみたらだいぶ改善してました(置き場所を食うことと、UIはまだ個人的に納得いかないけど)。 ゲームプレイ時の接続環境は4機種とも◎で、帯域幅食いな操作を行なってもビクともしません。目につく違いといっても、性能に関しては使用可能な距離が違うことぐらいです。
約45フィート(約13.7m)離れた裏庭でも電波が安定していてるのはNetgear Nighthawk RAXE500とLinksys Atlas Max 6Eの2機種だけでした。ただ残念ながらこれだけ離れた場所となると、Linksysは中継器で飛ばさないとNetgearに比肩するスピードは出せません。中継器付きパックは400ドル(約4万4000円)高くなるので出費が痛いし、ここはNighthawkの勝ちで。
ベストチョイス:Netgear Nighthawk RAXE500
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スピードも大事だけど、たびたび落ちるんじゃ元も子もありませんよね! やっぱり安定した強いカバレッジとシームレスな接続も重要な要素です。最高のルーターはその存在さえ忘れてしまえるもの。ここではその観点で比べてみました。
Wi-Fi 6Eは「増え続けるスマート家電をあれもこれも全部つなげる」のがウリだけど、同じ基準で単に6Hz帯に対応を広げただけで、そんなに変わるものかな…と思って、6Eにはあまり多くを期待していませんでした。でもこれは自分の認識違い。4機種ともすこぶる高性能でした!
もっとも1回目のテストではAsus ROG Rapture GT-AXE11000だけ少しどうかなと思いましたけど、ファームウェア更新があったので、そのあとに再度使ってみたらだいぶ改善してました(置き場所を食うことと、UIはまだ個人的に納得いかないけど)。 ゲームプレイ時の接続環境は4機種とも◎で、帯域幅食いな操作を行なってもビクともしません。目につく違いといっても、性能に関しては使用可能な距離が違うことぐらいです。
約45フィート(約13.7m)離れた裏庭でも電波が安定していてるのはNetgear Nighthawk RAXE500とLinksys Atlas Max 6Eの2機種だけでした。ただ残念ながらこれだけ離れた場所となると、Linksysは中継器で飛ばさないとNetgearに比肩するスピードは出せません。中継器付きパックは400ドル(約4万4000円)高くなるので出費が痛いし、ここはNighthawkの勝ちで。
ベストチョイス:Netgear Nighthawk RAXE500
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デザインで選べばコレ
ルーターはデザインがおかしくても性能にはなんの差しさわりもありません。でもまあ、ルーターメーカーさんも一応見た目は気にしてプロにそれなりにお金払ってるはずなので比べてみますね。
テストした4機種はどれも似た感じですが、デスクに置きたいデザインとなると、やっぱり好みはあります。正直に白状してしまうと、製品が届く前からAsusはOUTだなと思ってました。今はミニマリストなので、ぶっといアンテナと左右非対称なところとROGの主張の激しいロゴ(中学校のノートの落書きを連想)は存在感ありすぎで黒板とチョークがこすれる音みたいに感じるんですよね。…と偉そうに書いてるけど、そのむかしCowboys Starterのジャケ着てたのは僕です。Wayne Gretzkyのストリートホッケーシューズなんてのも履いてました。いまだにこっそりカウンターストライクやって楽しんでる自分もいるので、こう書きながらも内心かなり好きかもです、 ROG Rapture GT-AXE11000のルックス。
Linksys Hydra Proは、ルーターとしては珍しく、もっと主張のないデザイン
Photo: Wes Davis
ルーターはアンテナが動かせる、なんか平べったい物体なわけですが、Hydra Pro 6Eはその基本に立ち返ったコンサバデザイン。存在感のアピールをやめて、しっとり上品にまとめています。不細工でもないけどイケメンでもない、端正な姿かたち。
いっぽうNetgear Nighthawk RAXE500は、こうすればクールじゃね? という主張を感じるところはAsusと同じですが、Asusのdustrial GT-AXE11000がインダストリアルデザインなら、こっちはもっとスリークで未来的。ファーストオーダーが使ったユプシロン級コマンド・シャトルをちょっと連想しちゃいました。アンテナのウィングは内側に畳めるようになってて、使うときにパカパカッと開いて立てます。まさに可変翼。
縦でもいいんじゃない?を追求したLinksys Atlas Max 6E。めちゃコンパクト!
Photo: Wes Davis
いや~でも所詮はルーターです。輸送船じゃないですからね。あんまり大きいのも邪魔っけだし。ここはコンパクトを追求したLinksys Atlas Max 6Eメッシュシステムにベスト賞を。ブランドのゴミ箱を彷彿とさせる見た目で、そんなに心の底から好きってわけでもないし、技術的なことはそこまでくわしくないので縦の弊害があるかどうかもわかりませんが、棚や机は縦に置けるほうが省スペースなことはわかるので。上部のステータス通知のLEDライトがバチバチ光るのだけOFFにできたら、もう言うことないんだけどなあ…。
ベストチョイス:Linksys Atlas Max
ルーターはデザインがおかしくても性能にはなんの差しさわりもありません。でもまあ、ルーターメーカーさんも一応見た目は気にしてプロにそれなりにお金払ってるはずなので比べてみますね。
テストした4機種はどれも似た感じですが、デスクに置きたいデザインとなると、やっぱり好みはあります。正直に白状してしまうと、製品が届く前からAsusはOUTだなと思ってました。今はミニマリストなので、ぶっといアンテナと左右非対称なところとROGの主張の激しいロゴ(中学校のノートの落書きを連想)は存在感ありすぎで黒板とチョークがこすれる音みたいに感じるんですよね。…と偉そうに書いてるけど、そのむかしCowboys Starterのジャケ着てたのは僕です。Wayne Gretzkyのストリートホッケーシューズなんてのも履いてました。いまだにこっそりカウンターストライクやって楽しんでる自分もいるので、こう書きながらも内心かなり好きかもです、 ROG Rapture GT-AXE11000のルックス。
Linksys Hydra Proは、ルーターとしては珍しく、もっと主張のないデザイン
Photo: Wes Davis
ルーターはアンテナが動かせる、なんか平べったい物体なわけですが、Hydra Pro 6Eはその基本に立ち返ったコンサバデザイン。存在感のアピールをやめて、しっとり上品にまとめています。不細工でもないけどイケメンでもない、端正な姿かたち。
いっぽうNetgear Nighthawk RAXE500は、こうすればクールじゃね? という主張を感じるところはAsusと同じですが、Asusのdustrial GT-AXE11000がインダストリアルデザインなら、こっちはもっとスリークで未来的。ファーストオーダーが使ったユプシロン級コマンド・シャトルをちょっと連想しちゃいました。アンテナのウィングは内側に畳めるようになってて、使うときにパカパカッと開いて立てます。まさに可変翼。
縦でもいいんじゃない?を追求したLinksys Atlas Max 6E。めちゃコンパクト!
Photo: Wes Davis
いや~でも所詮はルーターです。輸送船じゃないですからね。あんまり大きいのも邪魔っけだし。ここはコンパクトを追求したLinksys Atlas Max 6Eメッシュシステムにベスト賞を。ブランドのゴミ箱を彷彿とさせる見た目で、そんなに心の底から好きってわけでもないし、技術的なことはそこまでくわしくないので縦の弊害があるかどうかもわかりませんが、棚や机は縦に置けるほうが省スペースなことはわかるので。上部のステータス通知のLEDライトがバチバチ光るのだけOFFにできたら、もう言うことないんだけどなあ…。
ベストチョイス:Linksys Atlas Max
使いやすさで選べばコレ
どのルーターも設定は簡単で、スマホアプリで全部できちゃいます。ただ使う人によってニーズは異なるので、大半のユーザーは遅かれ早かれネットワークの「管理」が必要。ゲストネットワークのON/OFF切り替えにしても、優先するDNSの設定にしても、無線周波数割り当ての変更にしても、必要なときにすぐ見つかって、すぐ使い方が飲み込めないとダメですよね。その辺を各社のルーターのGUIスタイルで判断してみました。
Asus ROG Raptureはだいぶ細かいところまでカスタマイズできますが、ふつうの人が使いこなすのはたいへんかも。なにしろ機能のソートがわかりづらくて、一番目立つところになきゃいけないオプションが「詳細設定」の奥まで進まないと見つからないのに、ほぼ誰も使わないAiMeshはメニューの一等地にあったりするんですよね。でも細かく設定したい人にはAsusが一番だし、熱心なファンの支持も厚いです。
Asusの対極にあるのがLinksysです。同社のHydra ProとAtlas MaxはUIが共通でどちらもストレートにわかります。ただし、設定できることは最小限です。もちろん使い物にならないなんてことは全然ないのだけど、最低数百ドル(数万円)もするルーターのUIを見てる気がしないのも事実。
こうして比べてくると、Netgearはちょうどその真ん中でほどよいバランスと言えます。同社のRAXE500は親しみやすくて、すんなり頭に入るUIでありながら、必要な人向けに管理設定もいろいろ揃っていて、メニューに格納されています。これなら管理ソフトにログインしたときビギナーがそれを見て委縮することもありません。デフォの画面では、情報がひと目でわかるように整理されていますし、スマホアプリもありがちな使いづらさはナシ。ネットワークレベルの機能があるのもポイント高いですね。それを装備したWi-Fiルーターが最近増えているとは言っても、Linksysにはまだないので。そちらは「Netgear Armor」というサービス名で、利用料は年間70ドル(約7,700円)。これだけ払うとVPN、広告ブロック、マルウェアブロック、クライアント端末スキャン(以上すべてBitdefenderが提供します)が使えるんですね。他社より少し高いけど(たとえばAsusのAiProtectionは無料で使える)、もっと設定の自由度が高くて透明性にも配慮したものとなっています。
ベストチョイス:Netgear Nighthawk RAXE500
どのルーターも設定は簡単で、スマホアプリで全部できちゃいます。ただ使う人によってニーズは異なるので、大半のユーザーは遅かれ早かれネットワークの「管理」が必要。ゲストネットワークのON/OFF切り替えにしても、優先するDNSの設定にしても、無線周波数割り当ての変更にしても、必要なときにすぐ見つかって、すぐ使い方が飲み込めないとダメですよね。その辺を各社のルーターのGUIスタイルで判断してみました。
Asus ROG Raptureはだいぶ細かいところまでカスタマイズできますが、ふつうの人が使いこなすのはたいへんかも。なにしろ機能のソートがわかりづらくて、一番目立つところになきゃいけないオプションが「詳細設定」の奥まで進まないと見つからないのに、ほぼ誰も使わないAiMeshはメニューの一等地にあったりするんですよね。でも細かく設定したい人にはAsusが一番だし、熱心なファンの支持も厚いです。
Asusの対極にあるのがLinksysです。同社のHydra ProとAtlas MaxはUIが共通でどちらもストレートにわかります。ただし、設定できることは最小限です。もちろん使い物にならないなんてことは全然ないのだけど、最低数百ドル(数万円)もするルーターのUIを見てる気がしないのも事実。
こうして比べてくると、Netgearはちょうどその真ん中でほどよいバランスと言えます。同社のRAXE500は親しみやすくて、すんなり頭に入るUIでありながら、必要な人向けに管理設定もいろいろ揃っていて、メニューに格納されています。これなら管理ソフトにログインしたときビギナーがそれを見て委縮することもありません。デフォの画面では、情報がひと目でわかるように整理されていますし、スマホアプリもありがちな使いづらさはナシ。ネットワークレベルの機能があるのもポイント高いですね。それを装備したWi-Fiルーターが最近増えているとは言っても、Linksysにはまだないので。そちらは「Netgear Armor」というサービス名で、利用料は年間70ドル(約7,700円)。これだけ払うとVPN、広告ブロック、マルウェアブロック、クライアント端末スキャン(以上すべてBitdefenderが提供します)が使えるんですね。他社より少し高いけど(たとえばAsusのAiProtectionは無料で使える)、もっと設定の自由度が高くて透明性にも配慮したものとなっています。
ベストチョイス:Netgear Nighthawk RAXE500
総合ベスト
WiFi 6Eルーターのベスト選びは、6GHz帯の接続スピードだけ比べて選べばいいという単純なものではありません。速いに越したことないけど、なんせまだ6GHz帯で動作する肝心のクライアント端末があんまり出ていない段階。スマホやPCを対応させるソフトウェアのアップデートも世界中どこを探してもないので、機種替えを考えているなら、Wi-Fi 6もWi-Fi 5もいいものを選ばないとね。
決して安い買い物ではありません。最低でも500ドル(5万円台)。気が遠くなるほど高価です。 それだけ出すからには、直感的に使いこなせる考え抜かれた管理ソフトも必要だし、トラブルシューティング用ツールも万全のネットワークセキュリティ環境も必要ですよね。
現時点ではまだどのルーターも発展段階です。みな我先に一番乗り争いで、とりあえず今ある全力バージョンを出してしまった…と感じる人がいてもおかしくありません。 結果的に機能が揃ってない部分は今後数か月のアップデートで補強していく感じになりますね。たとえば詳細機能が一番スカスカなのはLinksysですが、窓口の人に話を聞いたら、そのうちHomeKitにも対応するし、Linksys Shield/Linksys Awareの機能も加えていくというお話でした。 そういうものやほかの機能が揃えばまた評価も変わると思います。なので半年後にテストしたら全然結果が違ってた、なんてこともあるかもしれません。
…という前提で今のベストを選ぶと、Hydra Pro(一歩差をつけられた印象。値段もちょっぴり下げないと)を除けば、どれも申し分ないルーターです。特に頭ひとつ抜けてるのがNetgear Nighthawk RAXE500で、高周波数帯でも驚異的なスループット(伝送速度)を実現してますし、安定性、接続範囲、使いやすいソフトウェア、堅牢なセキュリティ、洗練されたデザインなど総合点では完成度が一番高いと感じました。これから何か月かかけて機能の拡充と性能の微調整を重ねていけばライバルといい勝負になりそうです。
WiFi 6Eルーターのベスト選びは、6GHz帯の接続スピードだけ比べて選べばいいという単純なものではありません。速いに越したことないけど、なんせまだ6GHz帯で動作する肝心のクライアント端末があんまり出ていない段階。スマホやPCを対応させるソフトウェアのアップデートも世界中どこを探してもないので、機種替えを考えているなら、Wi-Fi 6もWi-Fi 5もいいものを選ばないとね。
決して安い買い物ではありません。最低でも500ドル(5万円台)。気が遠くなるほど高価です。 それだけ出すからには、直感的に使いこなせる考え抜かれた管理ソフトも必要だし、トラブルシューティング用ツールも万全のネットワークセキュリティ環境も必要ですよね。
現時点ではまだどのルーターも発展段階です。みな我先に一番乗り争いで、とりあえず今ある全力バージョンを出してしまった…と感じる人がいてもおかしくありません。 結果的に機能が揃ってない部分は今後数か月のアップデートで補強していく感じになりますね。たとえば詳細機能が一番スカスカなのはLinksysですが、窓口の人に話を聞いたら、そのうちHomeKitにも対応するし、Linksys Shield/Linksys Awareの機能も加えていくというお話でした。 そういうものやほかの機能が揃えばまた評価も変わると思います。なので半年後にテストしたら全然結果が違ってた、なんてこともあるかもしれません。
…という前提で今のベストを選ぶと、Hydra Pro(一歩差をつけられた印象。値段もちょっぴり下げないと)を除けば、どれも申し分ないルーターです。特に頭ひとつ抜けてるのがNetgear Nighthawk RAXE500で、高周波数帯でも驚異的なスループット(伝送速度)を実現してますし、安定性、接続範囲、使いやすいソフトウェア、堅牢なセキュリティ、洗練されたデザインなど総合点では完成度が一番高いと感じました。これから何か月かかけて機能の拡充と性能の微調整を重ねていけばライバルといい勝負になりそうです。
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