2016年5月6日金曜日

東京都・銀座にラオックスの外国人向け新業態店誕生 - 2,000万円の工芸品も

銀座中央通りに面した「ラオックス 銀座本店」。店内は「和モダン」をコンセプトにデザインされている
ラオックスは11月28日、東京都銀座の銀座中央通りに「ラオックス 銀座本店」を出店する。同社は今回の銀座進出を機に、訪日外国人客をターゲットにした本格的な免税ビジネスを加速させ、新しい業態の店舗を展開する。

日本伝統色を押し出した内装

同社は秋葉原を中心に展開している家電量販店としてスタートしたが、現在は中国への出店とともに、時計やジュエリー、化粧品など幅広い商品を対象とした免税事業を全国に展開している。11月28日にオープンする銀座本店は、長年培ってきた免税事業のノウハウと経験を駆使し、様々な国と地域の客を意識した商品を展開する。
店舗は総面積880平方メートルの3階建てビル。店内には日本の情緒を伝える音楽が流れ、「和モダン」をコンセプトに花札や提灯風の照明など、日本伝統色の朱漆と漆黒のコントラストが印象的な内装になっている。銀座通りに面した1階には時計やジュエリーのコーナーがあり、2階は化粧品と日本工芸品のコーナー、そして3階には海外向け家電製品を取りそろえている。
海外向け家電コーナーには、「職と食」の融合をテーマにした展開もしている
化粧品コーナーには、日本ブランドの化粧品のほか、美容グッズや健康食品も

伝統工芸品は1,000点~1,500点

特に力を入れているのは、2階に設けられた日本工芸品コーナー。幅約112cm・高さ約100cm・重量約200kgの「銀座最大鉄瓶」は2,000万円で発売しており、国内最大規模の南部鉄器コーナーを設けている。その奥には甲冑の展示もあり、和の伝統工芸品を購入するだけでなく、目でも楽しめる工夫がされている。
2,000万円の「銀座最大鉄瓶」をはじめ、国内最大規模の南部鉄器コーナーを展開
展開している商品は鉄器や着物などの高価格帯以外にも、日本茶や食品サンプル、文房具など、数百円から購入できるものもある。また、こけしや招き猫など、日本人が見てもホッとするような伝統の品もあるので、ただ眺めているだけでも楽しい。日本工芸品コーナーで展開している商品は1,000点~1,500点あり、コーナーでは日本語のほか、英語や中国語にも対応している。
「ラオックス 銀座本店」は、東京都中央区銀座7丁目9番17号銀座ヤマトビル 1・2・3F(中央通り沿い)。営業時間10時~21時。

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