(2016 12/14 06:30)
線虫を使ったがん検査を共同で臨床研究する南風病院(鹿児島市)とHIROTSUバイオサイエンス(東京都)は13日、線虫のがん患者を見分ける確率が90.5%だったとする中間結果を発表した。両者は「かなり感度が高く、早期の実用化が期待される」としている。
「N-NOSE(ノーズ)」は体長1ミリ程度の線虫に尿の臭いを嗅がせ、その後の走性行動を利用した検査。社長で九州大学大学院の広津崇亮助教(神経科学)が開発した。
中間結果では、消化器がんと診断された患者の尿検体63例のうち、57例が陽性を示した。特に発見が難しいとされている胆・すいがんについても、90.0%の高感度だった。
「N-NOSE(ノーズ)」は体長1ミリ程度の線虫に尿の臭いを嗅がせ、その後の走性行動を利用した検査。社長で九州大学大学院の広津崇亮助教(神経科学)が開発した。
中間結果では、消化器がんと診断された患者の尿検体63例のうち、57例が陽性を示した。特に発見が難しいとされている胆・すいがんについても、90.0%の高感度だった。
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