11日に開かれた「リュウキュウフロッグス・リープデー」。島尻優楓さん(18)=八重山高3年=と佐久間風里さん(14)=古堅中3年=はいじめに苦しむ子どもとカウンセラーをインターネットでつなぎ、迅速な支援につなげるサービス「Helpush」(ヘルプッシュ)を提案した。
ヘルプッシュは子どもと、カウンセラーを結ぶコミュニケーションツールだ。子どもがいじめの内容を送信すると、ビデオチャットなどを通じていつでもカウンセラーと相談できる。
考案した2人とも小学時代にいじめを受けた当事者でもあった。だが、スクールカウンセラーと1時間面談するのに予約から数週間かかった。会員制交流サイトを使ったいじめに詳しくない人も多いなど課題を実感した。アプリはまだ試作段階だが協力の意志を示すカウンセラーも出ている。佐久間さんは「少しでも早く相談することで自殺する人はなくせる」と強調した。
リクルートホールディングスMedia Technology Lab.室長の麻生要一さんは2人に対し「リクルート賞」の贈呈をサプライズ発表した。
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