2021年4月27日火曜日

気になる話題:バナナが免疫力を高める

https://news.nissyoku.co.jp/hyakusai/hgs-112-0006
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2004.11.10 112号 5面

帝京大学薬学部の山崎正利教授は先頃開催された日本癌学会総会で「バナナは身体の免疫システムを活性化させ、がん予防・治療効果も期待できる」と発表した。

我々の身体には、外部から進入した細菌や、体内で発生したがん細胞などによる攻撃から身を守ろうとする免疫システムという働きがある。免疫力が高いことは、健康な身体の維持につながる。免疫システムに大きな役割を果たすのが血中の白血球。果物や野菜に多く含まれる非栄養素には、白血球を活性化し、免疫力を高める働きがあり、とくにバナナには強い作用が認められた。

バナナ液をマウスに注射し白血球の変化を調べたところ、接種しないマウスに比べ、白血球の働きが質的に強化されたことを示すTNF(腫瘍壊死因子)産出量が一〇〇倍以上に増え、白血球の数も二〇倍近く増えた。

また、がんのモデルマウスの食事の三〇%に乾燥バナナを混ぜ約二カ月与えると、バナナを食べないマウスに比べがんの重量が一五%減少した。

こうしたバナナの免疫活性作用は、海抜七〇〇メートル以上の高地で栽培されたバナナほど強く、さらに買って七日後くらいで黒班(シュガースポット)が出るまで熟すと、作用が一・七倍も強まることが確かめられている。

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