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新ハイレゾ形式「MQA」が国内初配信。e-onkyo music
2Lの90作品。PCやオンキヨーDP-X1などで再生可能
(2016/4/12 13:07)
e-onkyo musicは、新たなハイレゾフォーマット「MQA」での配信を4月12日より国内で初めて開始した。第1弾は、ノルウェーのレーベル「2L」のクラシック作品を中心に約90タイトルをダウンロード配信している。PCと対応USB DACで再生できるほか、ポータブルプレーヤーでは初めてオンキヨーブランドの「DP-X1」とパイオニアブランド「XDP-100R」で再生可能となる。
MQA(Master Quality Authenticated)は、Meridianによる新たなハイレゾオーディオフォーマット。「ファイルサイズをWAVに比べ数分の1程度という容量に抑え、スタジオマスター同等のクオリティで音を届けられる」としている。楽曲タイトルやアーティストなどのメタデータ、ジャケット写真もファイル内に埋め込まれている。
音質の特徴として、一般的なアナログ音声のデジタル信号化のためのフィルターは、オリジナルの音楽信号の波形の直前と直後にリンギング(エコー)を発生させ、時間的な「音のボケ」や滲みの原因となるのに対し、MQAはリンギングを1/10以下に抑え、よりナチュラルな音を再現するとしている。ファイルは「MQA」と「MQA Studio」の2種類を用意。MQA Studioは、アーティスト、プロデューサー、もしくは版権元により承認された高品位なバージョンとなっている。
MQA/MQA Studioは、パソコン(Windows/Mac)ではFLAC対応のプレーヤーソフトで再生可能。ただし、「MQAのクオリティで再生するためには、対応したUSB DACなどの利用が前提」としている。対応するUSB DACは、Explorer2(Meridian Audio)、PRIME HEADPHONE AMP(Meridian Audio)、Brooklyn(Mytek Digital)。対応機器がない場合はCDクオリティでの再生となる。
このほか、ポータブルプレーヤーでは「DP-X1」と「XDP100-R」に搭載されているアプリ「Music」が4月12日よりアップデートされ、MQAを再生可能になる。また、DP-X1/XDP100-RにMQA音源を転送するために、転送ソフトの「X-DAP Link」もアップデートされる。現在公開しているX-DAP LinkではMQA/MQA StudioのファイルはFLACなどの拡張子が表示されるが、DP-X1/XDP100-Rへ転送されたファイルは、MQA/MQA Studioとして転送される。DP-X1/XDP100-RでのMQAファイル再生時は、画面上に緑色のインジケータが表示。MQA Studio再生時は、インジケータが青色となる。
主な配信タイトル(MQA Studio/e-onkyoで購入)
HOFF ENSEMBLE/Quiet Winter Night - an acoustic jazz project【MQA】(352.8kHz/24bit)
TrondheimSolistene/DIVERTIMENTI 【MQA】(352.8kHz/24bit)
TrondheimSolistene/SOUVENIR part I 【MQA】(352.8kHz/24bit)
TrondheimSolistene/SOUVENIR part II 【MQA】(352.8kHz/24bit)
Nidarosdomens jentekor, TrondheimSolistene/MAGNIFICAT 【MQA】(352.8kHz/24bit)
Marianne Thorsen, TrondheimSolistene/MOZART Violin Concertos 【MQA】(352.8kHz/24bit)
V.A./The Nordic Sound 【MQA】(352.8kHz/24bit)
Cantus,Tove Ramlo-Ystad ほか/SPES 【MQA】(352.8kHz/24bit)
Philharmonia Orchestra,Vladimir Ashkenazyほか/FLUTE MYSTERY by Fred Jonny Berg (aka Flint Juventino Beppe) 【MQA】(96kHz/24bit)
Ensemble 96/Immortal Nystedt 【MQA】(96kHz/24bit)
Annar Folleso, Bjorn Nyman & Christian Ihle Hadland/BARTOK 【MQA】(44.1kHz/24bit)
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