その認識は間違っていないと思います。
この「令和の虎」という企画自体が、平成の時代に放送されていた「¥マネーの虎」というTV番組の骨子をそのまま踏襲されて制作されているのですが。
源流にあたるマネーの虎の出演者も曰く付きの人間だらけであったエピソードが未だに有名です。
実は平成における「虎」たちの中には番組終了後に事業が破産して長らく消息不明になった人物も居れば、その後ホームレス生活を経験したりする等あまりに盛者必衰の理に基づいて転落人生を歩んでいった人間が目立っていた事で有名な番組でした。
一方の挑戦者も「ロマンドロール」と呼ばれるスイーツを展開する事業への出資取り付けに成功したある起業家がこれまた番組終了後に脱税やシンナー吸引などの複数の罪で逮捕されてしまう転落人生を余儀なくされた人物が居たりと、やはりこちら側も曰く付きの人間がそれなりに散見されました。
そうしたマネーの虎の血を受け継いで再誕した令和の虎の「虎」たちも挑戦者をカモにした違法賭博騒動を起こして危急存亡の一大事が起きてしまったのは記憶に新しいですね。
この違法賭博騒動は警察沙汰にまで発展して関与していた「虎」達が書類送検された挙句、何名かの人物は社長の座から引責辞任にまで追い込まれてしまいましたが、数ヶ月後には違法賭博への関与で降板した「虎」たちも収録に復帰と全てが元鞘に収まってしまう始末。この手のお金のやり取りを主眼とした企画で違法行為に対する自浄作用が無いのは厳しいですね。
また過去に令和の虎に登場した出願者からもやはり犯罪を起こして逮捕された人間が出てきており、平成の歴史を令和になっても繰り返しているだけの印象が炙り出されてきております。
こうやって挑戦者も出資者も思わぬ犯罪に巻き込まれるデメリットとそれに向けた再発防止策が見えて来ないので参加すること自体が一つのリスクになってきているようにも思えます。
恐らく起業家サイドには王道的な資金調達手段のVCや銀行などから融資が何かしらの問題で厳しい面々が揃い、「虎」サイドもコンプライアンス軽視傾向など何かしらの問題を抱えた人物が集まり、必然的にまともな人物からは敬遠されてしまう構図になっているのでは無いでしょうか。
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