機械はどんどん便利で高性能になっているが、機械メーカーにとっては、それが大きな負担になっている。機械メーカーは絶え間なく変化するユーザーニーズに対応して製品の高付加価値化を進めながら、競合他社に対するコスト競争力も維持しつつ、新製品を短期間に市場投入しなければならない。鍵を握るのが、開発での無駄の排除による効率化だ。

 もし開発に関するデータ管理の仕組みが古いままで、必要な情報を探すのに時間がかかったり、過去のデータを活用できず重複作業に労力を費やしたりしていては、発効率は一向に上がらない。そこで、プロジェクト、製品、要件のデータを一元管理できる製品ライフサイクル管理(PLM)が注目されている。

 本資料では、機械メーカーのためのPLMについて解説する。PLMの導入により、例えば顧客要件やプロジェクト情報を素早く見つけられるようになるという。また、情報をクラウド上で管理すれば、時間や場所を問わず誰でも情報を簡単に確認できる。その結果、部署間のコラボレーションが強化され、例えば設計変更が発生しても即時に情報共有できるようになる。