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中国の量子コンピューター開発が、また一歩前進した。
本源量子計算科技(Orijin Quantum Computing Technology)が開発した第3世代超伝導量子コンピューター「本源悟空(Origin Wukong)」は1月6日、オンラインでの運用を正式に開始し、世界中のユーザーに期間限定で無料公開された。同社の発表によると、2月1日午前11時時点で、94カ国・地域のユーザー延べ100万人がアクセスし、14万2233件の演算が完了している。うち、米国からのアクセスが最も多かった。
本源量子は中国初の量子コンピューティング企業で、すでに自社開発した第1世代と第2世代の本源悟空を中国国内のユーザー向けに提供している。また、中国初の量子チップ生産ラインを設けている。
第3世代の本源悟空は、自社開発した72ビットの超伝導量子チップ「悟空芯」を実装しており、プログラムの作成・提供が可能な超伝導量子コンピューターとしては現時点で最先端の性能を誇るという。
本源量子、2025年までに1000量子ビットを突破して1024量子ビットを実現し、量子コンピューティングを通じてさまざまな産業に応じた問題解決に取り組み、モビリティ産業に特化した量子コンピューターを開発する計画だ。
(36Kr Japan編集部)
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