2015年8月6日木曜日

大腸がんを減らす薬「アスピリン」、実際に防ぐの?


がん発症との間に接点、京都大学が確認

写真はイメージ。記事と直接の関係はありません。(写真:Arria Belli/クリエイティブ・コモンズ表示-継承 2.0 一般)

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 アスピリンを飲むと大腸がんの予防につながる。実際に防ぐ仕組みがあるのか、京都大学から報告されている。

なぜ薬で予防されるのか

 京都大学大学院医学研究科を中心とした研究グループが、がんの専門誌キャンサー・リサーチ誌で2015年5月17日に報告した。

 大腸に起こる炎症は、大腸がんの発症に深く関わっている。

 一方で、炎症を抑える薬である「アスピリン」を飲むと大腸がんのリスクが下がると知られている。

 がんを減らす効果の源はよく分かっていない。アスピリンは、体の細胞が炎症物質「プロスタグランジンE2」「プロスタグランジンI2」と呼ばれる物質の作られるところを止めている。ここから炎症を抑えており、研究グループはプロスタグランジンという物質とがんを防ぐ効果との関係を調べている。

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