バイオニュース研究・開発
RNAを用いた「人工回路」を作製し、がん化した細胞を死滅させることに成功したと、京都大iPS細胞研究所の斉藤博英教授らの研究グループが4日付の英科学誌「Nature Biotechnology」で発表した。回路を組み合わせて、がん化した細胞を除去する方法の開発につながるという。
これまではDNAを用いた人工回路はあったが、DNAだと細胞の核に投与する必要があることから、遺伝子を傷つける可能性があった。
一方、RNAを用いた回路では核の周囲の細胞質で機能して、速やかに分解するため安全に使えるという。バイオの杜 2015年8月4日
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