「教えて!goo」で「お子さんいる方への質問。電車にて騒ぐ時、どうやって注意するの?」と相談する親がいた。おそらく自分の子どもがうるさくしてしまい、気まずい思いをしたことがあるのだろう。相談者さんは「隣の人が怒ってるよ!」と、周囲の気持ちを代弁するような方法はどうか?と聞いている。
子育ての先輩たちから寄せられた注意の仕方で、特筆すべきものをピックアップしてみた。
■周囲を理由にするのはやめるべき
「隣の人が怒ってるなんて言ったら、ほんとに隣の人が怒りますよ」(にゃん丸さん)
「隣の人が怒ってるよ!」では、子どもがわかる/わからないというよりは、言われた周囲の人が快く思わないというのが問題だ。時折、飲食店などでも「お店の人が……」と引き合いに出す親の姿を見かけるが、当事者でなくても「いやいや、違うでしょう!」と心でツッコミを入れたくなる光景にたびたび出くわす。やはり、親と子の関係において、うまくわからせる工夫をしたいものだ。
■気をそらすように仕向けるといい
「退屈だったり機嫌が悪かったりして騒ぐので、気をそらしてやれば静かになります。そのためには、あなたが『相手をする、遊んでやる』必要があります」(咲久さん)
子どもを見ずにスマホを注視している親……これも車内でよく見る光景であり、緊急の用事などがあれば仕方ない面もあるが、ゲームに熱中している人もしばしばいるようだ。
子どもが騒いでしまうのが「退屈」や「不機嫌」にあるとすれば、そこへ気持ちがいかないように興味のあるものを見せたり、手遊びをしたりして、気を引くのがいいとのことだ。
■乗る前から約束をしておくといい
「私は、乗る前から注意してます。(中略)…いざ乗って騒ぎ出したら、さっきママと約束したの覚えてる?とか」(たーみんさん)
たとえば、駅のホームで電車を待つ人を子どもに見せ、「たくさんの人がいて、眠たい人や疲れている人もいるから、静かにしようね」と事前に約束をしておく。実際に車内で子どもが騒ぎ出したら、その約束を持ちだして諭す。「なぜ静かにしなければならないか」の理由を併せてわからせることで、子どもとの関係性を築こうという工夫だろう。
子どもといえど、知性もあり、自分の考えを持っている存在だ。「押さえつける」よりは「コミュニケーション」がひとつの鍵になるのかもしれない。みなさんは「子どもを静かにする必殺技」をお持ちだろうか?
(松本塩梅)
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