がん治療の強化に向け、平塚市民病院(同市南原)は最先端の高精度放射線治療システム装置を1月に導入した。8日に報道陣に公開され、金井歳雄病院長は「高度かつ安全で良質な医療を提供していきたい」と期待を寄せた。
同病院は、放射線治療装置や治療計画用コンピューター断層撮影(CT)装置など三つのシステムを計約5億8千万円で購入。脳腫瘍や早期肺がんなど5センチ以下の小さいがんを適用対象とする定位放射線治療が可能となり、いびつな形のがん細胞などにも精度の高い正確な照射で治療効果を高められる。
線量率は従来の3倍に高まる一方、照射時間は3分の1に短縮され、患者の負担軽減にも効果が見込まれる。また、従来の約1・5倍に当たる1日につき30人の治療が可能になるという。
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