ハトにエサやり男 ついに逮捕
ハトへのエサやりで、近隣住民とトラブルになっていた男が逮捕された事件です。
男は、住民に注意されたことに腹を立て大けがをさせました。
事件を防ぐことはできなかったのでしょうか。
名古屋市の無職、村永義雄容疑者(61)は、今月11日、南区の公園でハトへのエサやりを注意されたことに腹を立て、76歳の男性を蹴ってろっ骨を折るなどの大けがをさせた疑いで、20日逮捕されました。
「(エサをやるのを)やめろって私が声を出して言ったんですよ。そしたら走って来ていきなり蹴った。暴力を振るってきた」(被害者)
名古屋市によりますと、最初に市に苦情が寄せられたのは今から10年前。
その後も、村永容疑者がハトにエサをやり、羽根や糞で汚れて困っていると苦情が相次ぎ、去年3月、市が条例に基づき行政指導をしました。
一方、警察も村永容疑者が行政指導に訪れた市の職員に水をかけたため、公務執行妨害の疑いで、任意で事情聴取。
このときは「もうハトに餌をやらない」という趣旨の説明をしたということですが、村永容疑者がエサやりをやめることはありませんでした。
「これを禁止する明確な法律、条令がないのが問題。抜本的な解決策はない」(三池哲二弁護士)
こうしたトラブルを防ぐには警察や行政、そして地域住民が一体となって、粘り強く対処するしかなさそうです。
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