菅官房長官「本人が誤られたということに尽きる」 「共謀罪」FB投稿「いいね!」の工藤衆院議員を擁護
安倍晋三首相に「辞めろ」とやじを飛ばした聴衆を「テロ等準備罪で逮捕すべし!」とするフェイスブックの投稿に、自民党の工藤彰三衆院議員(愛知4区)が「いいね!」ボタンを押した。この件は2017年7月7日夕に行われた菅義偉官房長官の定例会見でも東京新聞記者などが問題視したが、菅氏は「政府として述べることはない」とするにとどめた。工藤氏側は「誤って押してしまった」と弁明している。
「『やはりそういうことを政府は想定しているのか』と、とられかねない」
東京新聞の記者が
「国民からすれば『やはりそういうことを政府は想定しているのか』と、とられかねない」
「共謀罪が一般人にも適応されるか否かは国民からすると恐怖」
と工藤議員の「いいね!」を問題視したのに対して、菅氏は「共謀罪」ではなく「テロ対策準備等」だと主張しつつ、「法律に基づいて丁寧に施行する」とした。
一方で、朝日新聞記者が
「政府・与党として、かなり苦労して法案として仕上げたと思うが、こういった政権与党の言動によって、法案に対する誤解が生じかねない。このような法案の理解を妨げるような行動について、政府としてどう考えるか」
と、違った角度から質問すると、菅氏は
「本人が誤られたということに尽きるんではないでしょうか」
と返答。あくまでミスによるものだったと見方を示し、厳重注意などをする考えは示さなかった。
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