勉強の為に引用しました。
https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=10376&cid=pc_fb_kakaku
ロジクールは2017年6月1日、プレミアムマウスシリーズ「MX」シリーズの新モデルとして、「MX MASTER 2S」と「MX ANYWHERE 2S」の2モデルを発表した。いずれも、6月15日発売となる。
MX MASTER 2S
MX ANYWHERE 2S
MX MASTER 2SとMX ANYWHERE 2Sは、それぞれ2015年に発売された「MX Master」「MX Anywhere 2」の後継モデルとなる製品だ。MXシリーズといえば、ハイエンドマウスの代名詞として、これまでも革新的な機能を次々と搭載してきた。今回発表された2モデルも、ソフトウェアと連携して利用できる独自機能「ロジクールFLOW」を新搭載することで、従来モデルから大きな進化を遂げている。ちなみに、今回の新製品の名称末尾のSは、この独自機能を実現する“ソフトウェア”のことを表している。
歴代のMXシリーズマウス
「ロジクールFLOW」とは、コンピューターのネットワークを活用し、1台のデバイスで複数台のコンピューターをシームレスにコントロールできる機能のことだ。専用ユーティリティアプリケーション「Logicoll Options」を同一ネットワーク内にある別々のコンピューターにそれぞれインストールし、機能を有効化するだけで、1台のマウスでそれぞれのコンピューター間をシームレスにカーソル移動したり、ファイルやテキストのコピー&ペーストが行えるようになる。
新機能のロジクールFLOWは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせにより実現。ネットワークを介して、異なるコンピューター間をシームレスに移動できるのが特徴だ
なお、Logicoll OptionsはWindowsとMac OSの両方に対応しており、WindowsとMac間のカーソル移動やファイルやテキストのコピー&ペーストも行える。コピー&ペーストについては特に制限等はなく、Windowsで表示した画像を切り取り、Macの画像編集ソフトに貼り付けるといった使い方も可能だ。
ロジクールFLOWの設定画面。マルチウィンドウの設定のように、コンピューターの画面の並び順などを指定できるほか、コピー&ペースト機能のON/OFFなどをコントロールできる
ロジクールFLOWは、WindowsとMacのという異なるOSでの組み合わせでも利用可能だ
またロジクールFLOWは、今回発表されたマウスの新製品2モデルだけでなく、既発売の一部キーボードでもサポートされる予定。キーボードの場合は、アクティブなマウスカーソルのあるデバイスを判定し、そのデバイスでキーボード入力が行えるという仕組みになるとのことだ。コントロールできるコンピューターの台数はデバイスによって異なるが、今回発表されたマウスの新製品2モデルの場合は、最大3台までのデバイスをコントロールすることができる。
ロジクールFLOW対応デバイスの一覧。今回発表されたMXシリーズのマウスのほか、ミッドレンジのマウス2モデル、キーボード4モデルが対応する
今回、実際にマウスの実機を使ってロジクールFLOWの機能を体験してきた。下記にファイルコピーの様子を収めた動画を掲載しているが、まるでマルチモニター環境に接続したときのように、WindowsのデスクトップからMacのデスクトップにカーソルがシームレスに移動する様はかなり気持ちいい。さすがにドラッグ&ドロップでファイルやテキストのコピーといったことはできないが、動作はネットワークを使っているとは思えないほどスムーズで、サクサクと動いてくれていた。
クラウドサービスが普及したとはいえ、コンピューター間のデータのやり取り、特に異なるOS間のデータのやりとりははまだまだ面倒なことが多い。しかもクラウドを使った場合は、インターネット回線でいったん外に出るため、ネットワーク回線の状況も気にしなければならず、大容量のファイル等のやり取りには不向きだが、ロジクールFLOWなら、同一ネットワーク内でデータ移動が完結する。KVMといった物理的な装置を用意しなくても、コンピューター間をシームレスに切り替えてコントロールできるというのは、マルチコンピューター環境のユーザーにとってかなり重宝しそうだ。
もちろん、新製品2モデルの進化点はこれだけではない。ソフトウェアとの連携で実現したロジクールロジクールFLOWのほかにも、ハードウェア的に大きな進化を遂げている。なかでも、大幅に強化されたのがバッテリーまわりだ。従来モデルの連続駆動時間は1回の充電で約40日となっていたが、今回の新製品2モデルでは1回の充電で約70日と、連続駆動時間が2倍近くまで延びている。また、高速充電機能を新たに搭載。わずか3分の充電で約8時間の使用できるという点もユーザーにはうれしい進化点だ。
新しいMXシリーズマウスは、バッテリー性能も大幅に向上している
さらに、マウスのキモといえるセンサー部分も大きく強化されている。センサー部分は前モデル同様、レーザーを使った「ロジクールDarkfield」だが、解像度が最大4000dpiに向上。ガラスや光沢のある表面でも、しっかりとトラッキングできるようになっているという。
ロジクールDarkfieldも性能がアップしている
解像度が最大4000dpiに向上し、ガラスの上でも操作できるようになった
このほか、コンピューターとの接続方式は、従来モデル同様にUnifyingレシーバーとBluetooth Smartの2種類を用意。最大3台までのデバイスにペアリングし、底面に用意された「Easy-switchボタン」を使って簡単に切り替えられる点も従来モデルと同じだ。
本体デザインは前モデルをほぼ一緒だ。「自動スピードシフトスクロール」や「高速スクロール」といったおなじみの機能もしっかりと搭載されている
本体カラーは、グラファイト、ミッドナイトティール、グレイの3色をラインアップ。直販価格はMX MASTER 2Sが12,880円、MX ANYWHERE 2Sが10,130円となっている。マウスとしてはやや高額の製品だが、1台のマウスで複数台のコンピューターを制御できるのはやっぱり便利。マルチデバイスのユーザーはぜひ注目だ。
本体カラーは、グラファイト、ミッドナイトティール、グレイの3色をラインアップ。ちなみに、海外ではミッドナイトティールの人気が特に高いという
PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。
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