https://www.electori.co.jp/pass/xa30_8.html
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特徴
今回発表されたXA.8(ポイント8)シリーズは、さらに進化を遂げ小出力でシンプルなクラスA回路の良さを兼ね備えつつ大出力と精緻さを併せ持ったパワーアンプです。少ないステージ構成に、多くのハードウェアを投入し、少ないフィードバックでありながら低歪みを実現しています。さらにそれらの複雑に絡み合う要素を各モデル個別に調整して、最終的に音楽性を追求したハーモニーを生み出します。新設計の出力ステージは、フラッグシップパワーアンプXSシリーズの開発で得た技術を惜しみなく投入しています。より多くの出力素子を使用し、それに伴いヒートシンクも大型化されています。ヒートシンクを含め若干大きくなったシャーシがより大きなクラスAバイアス電流の証です。
最も大きな改良点は、全体で3つに分かれるステージのフロントエンドの入力ステージと電圧ゲインステージになります。XA.5シリーズでは、基本的には各モデル共通のフロントエンドを採用していました、XA.8シリーズでは、各モデルの出力ステージの諸特性に合わせて個別にセッティングされています。フロントエンドにより各モデルの出力ステージのそれぞれ異なったトランスファーカーブに最も適したフィードバックをコントロールしています。これら最適化の調整方法は、まず始めに測定数値による目標とすべき基準を設け、その後6つの異なったオーディオシステムにおける膨大なリスニングテストによって最終決定されます。
フロントエンドは、東芝製のJfet,Mosfet,Bipolarトランジスターによって構成されています。これらの素子は既に生産終了になっていますが、PASS Labsでは、XA.8シリーズの為に十分な数量を確保しています。それらの増幅素子のバイアスとドレインを慎重に調整し、出力回路に最も適したロードとフィードバックを選択します。電圧ゲインステージもより大きなバイアス電流、極めて低い歪みレベル、より大きな出力ステージのドライブの為に、ヒートシンクは大型化されています。さらにアンプ回路においては、バイアスレギュレーター回路以外に、キャパシターは使用されていません。これらの結果は、フロントエンドの高安定化、低歪み、低ノイズに結びついています。XA.8シリーズの電源部は、従来のXA.5シリーズより大型化されておりXA30.8、XA60.8、XA100.8にいたっては、ほぼ3倍のキャパシター容量になっています。付け加えて電源供給のリップル低減のために新たなCRCフィルターが加わっています。ACプライマリーサーキットにはRFフィルターを追加し、伝統のパラレルのレクティファイアーと大容量のトロイダルトランスを搭載しています。フロントエンドは、独立した強力な電源部を備えています。このレイアウト構成により、出力ノイズレベルはさらに10dB抑えられ、ピーク出力とアベレージノイズフロアとのレンジは、130dB以上を確保しています。新しいPASS XA.8シリーズは、広大なダイナミックレンジと、豪快で制御された低域、PASS Labs伝統の暖かい中域、そして甘く魅力的な高域をきめ細かな情報量で再現します。
仕様
ゲイン | 26dB |
感度 | 0.77V @ 26dB gain |
周波数特性 | -3dB at 1.5Hz、-2dB at 100kHz |
歪率 | 1% THD、定格出力時1kHz、8Ω |
定格出力 | 30W + 30W 8Ω/60W + 60W 4Ω |
最大出力電圧 | 40volts |
最大出力電流 | 20amps |
入力インピーダンス | 100kΩ バランス、50kΩ アンバランス |
ダンピングファクター | 150 |
スルーレイト | 50V/uS |
出力ノイズ | 200uV アンウェイト 20-20kHz |
Balanced CMRR | -60dB @ 1kHz |
DC offset | 0.05v以下 |
消費電力 | 372watts |
動作温度 | 53℃.above ambient at idle |
外形寸法 | 48.26(W) x 53.65(D) x 19.2(H)cm |
重量 | 40.0kg |
価格 | 1,067,000円(税込) / 970,000円(税抜) |
製品画像
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