https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240723/6000028269.html
放射線を出す放射性医薬品を使ったがんの早期発見などの医療や農業など幅広い分野の研究を行う「先端量子ビーム科学研究センター」が東北大学に発足し、23日、記念式典が開かれました。
東北大学は2つの研究所の機能を統合した「先端量子ビーム科学研究センター」を今年度発足し、23日、青葉区の片平キャンパスで記念の式典が開かれました。
このセンターは放射線を出す「RI」=放射性同位元素を含む放射性医薬品を使って、医療や物理、それに農業などさまざまな分野での研究を進めるものです。
このうち、医療の分野では「RI」を含む薬を体内に投与することで、患者にとって苦痛が少なく臓器の働きを調べることが可能で、がんや心臓疾患の治療、それに認知症の早期発見などに役立つことが期待されています。
「先端量子ビーム科学研究センター」の大西宏明センター長は「2つの研究所の統合で多様な環境を作ることができたのが成果だと思います。診断だけでなく、広く治療にも役立てる研究を進めたい」と話していました。
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