https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC268SG0W4A720C2000000/
ジーダットはアナログ半導体の設計・開発ツールに強みを持つ
半導体の設計・開発ツールを提供するジーダットは世界最大の半導体受託生産会社、台湾積体電路製造(TSMC)と協業すると発表した。TSMCに半導体製造を委託する半導体メーカーにジーダットの設計ソフトを提供する。TSMCはジーダットに対し、自社の技術情報を提供するなどして顧客のソフト導入を後押しする。
TSMCの「EDAアライアンスメンバー」に加盟した。世界の設計支援大手が加盟しており、ジーダットは14社目になる。ジーダットが現状提供するのは車載や産業機器などに使う汎用品向け半導体の設計ソフトが中心だが、数年以内をめどに先端半導体向けの設計開発ツールについても提供を始める。
半導体業界では1980年代から設計ツールの導入が進んだ。米シノプシスや米ケイデンス・デザイン・システムズなどが高いシェアをもつ。ジーダットはセイコーインスツルから2004年に独立した。小規模だがセンサーで捉えた音や温度をデジタル信号に変換するアナログ半導体向けソフトに強い。
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