2022年5月11日水曜日

大型スピーカーのパトリシアンとは?

パトリシアンⅠは、

https://91683924.at.webry.info/201705/article_10.html

引用元:

オールホーンで、46cmクリプシュホーン。

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パトリシアンⅡ( 600 )は、

https://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/160129/index.html

引用元:

1950年に発売された初代ザ・パトリシアンの2世代目としてザ・パトリシアン600は1955年に発売されました。初代は46cmウーファー、30cmミッドバス(コーン型)、ドライバーホーン、トゥイーター(ホーン)+トゥイーター(コーン)という4way5スピーカーでした。巨大ウーファーにトゥイーターが2個といった当時では相当なワイドレンジスピーカーだったと思います。ミッドバスとトゥイーターにコーンタイプが使用されているのが特徴です。


パトリシアン600はコーン型ユニットを廃し(ウーファー以外)ほとんどをドライバーホーンで構成されています。なんと200Hzからドライバーで中域を出す、ここが非常に興味深いところです。低域もクリプシュホーン型バックロードホーンになっていますので事実上パトリシアン600は本当の意味でオールホーンスピーカーなのです。朗々と実にリアルな音で鳴るのも納得です。

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パトリシアン800(第三世代かは不明) は、


https://audio-heritage.jp/ELECTROVOICE/speaker/patrician800.html

引用元:

低域用に76cmコーン型ウーファーである30Wを搭載しています。


中低域用には30cmコーン型ミッドバスを搭載しています。

ミッドバスは製造時期によりSP12DやSP12Mを搭載していました。


中高域にはドライバーユニットと8HDを組合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。

ドライバーユニットは72年頃はT25A、80年代はT250を搭載していました。


高域にはホーン型トゥイーターであるT350を搭載しています。


ネットワーク回路にはX1835を採用しています。

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パトリシアンⅣは、

http://lajazz.jp/products-page/ev/electro-voice-patrician-iv-%E2%97%87-%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%9C%E3%82%A4-%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%B3-iv

引用元:

■ 最高峰中の最高峰、103C-115方式の4ウェイシステム ■

本品はEV社が用意した3つの方式(内部設計)の中でも最高峰の103C-115方式。


○ (低域)MODEL 18WK LF DRIVER ○

ウーファーには同社最高の18インチ(45.7cm)の大口径ウーファーのMODEL 18WKを採用。

それまでの15インチ採用の同シリーズとは一線を画す逸品です。

リッチな低音の増幅を誇るウーファーは密閉型バックロードホーンの

折りたたみ式エンクロージャーに収まるタイプです。

部屋のコーナーに設置することで部屋を折りたたみホーンの

延長と見なし部屋全体をホーン化。結果、音圧の飛躍的な増幅を可能にしました。

これまでの15インチではなしえなかった35Hz-300Hzの忠実な再現に成功し、注目を浴びました。


○ (中低域)MODEL 828HF DRIVERS / A8419 HORNS ○

中低域には828HFドライバーを2発(計4発)採用。

再生帯域は300Hz-600Hzと非常に狭く設けられていますが、

この帯域だけを担当させる贅沢なユニット構成を実現しているのは

後にも先にも同社のパトリシアンIVのみとなっています。

A8419フェノリック筒型ホーンを使用することで200Hzまでの緩やかな減衰を実現し、

上述の18WKとのマッチングを図っています。


○ (中高域)MODEL T25A HF DRIVER / 6-HD HORN ○

600-3500Hzの中高域担当には当時同社最新のT25Aドライバーを採用。

他社が限られたユニット数でレンズ型ホーンでの同帯域の再現に奮闘するなか、

レンズ型ホーンでは決して成しえない粒立ちや立ち上がりが自然な音質を

オープンホーン型と、贅沢なユニット構成で実現したのも同社の功績です。


○ (高域)MODEL T35 VHF DRIVER ○</b>

3500Hz以上の高域には同社のT35ツィーターを採用。

こちらもオープンホーン型で自然な減衰を実現しています。

実に4つもの担当に分けられた方式だけあり、

ユニットに余計な負荷をかけることなく、

この高域に至っても音の分離と融合のバランスが

非常に素晴らしく自然な仕上がりです。


○ (クロスオーバー)MODEL X2635 X-OVER ○

クロスオーバーには非常に希少なx2635が採用されています。

この複雑なユニット構成をまとめ上げるには不可欠な存在といえます。

4つの帯域に分けられた回路の倍音や歪の内部干渉を極力抑える

優秀な影のワークホースです。


エンクロージャーの外観はプロフェッショナル手による

マホガニー・フィニッシュが施されております。

グリルにはオリジナルのフランス式のデザインが施され実に高級感溢れる仕上がりです。

その気品溢れる外観は出音の魅力を十二分に演出してくれること間違いありません。


年代物でありながら外観はもちろんのこと内部も最高のコンディションです。

エンクロージャー、ユニット共にこの上なく良好です。

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