https://www.ogc.co.jp/fml/fluorene_cellulose.php?word_id=70
フロンティア マテリアル研究所
セルロース「開発品」
耐熱性が特長のセルロースナノファイバー類似物
大阪ガスケミカルのフルオレンセルロースは、セルロースナノファイバーと同様に植物由来の高強度補強材料であり、良好な耐熱性を特長としています。
フルオレンセルロースファイバー
セルロースファイバーは、植物由来の高強度材料であり、新たな補強材や増粘剤として注目されています。当社のフルオレンセルロースファイバーは疎水的で分散性を高めており樹脂への馴染みが良いです。
高分散性セルロース樹脂補強材
フルオレンセルロースファイバーの構造
有機溶媒や樹脂へ分散しやすいセルロースファイバーを、ドライ品・溶媒分散品・樹脂マスターバッチとして提供します。
セルロースファイバーは植物由来の高強度材料であり、新たな補強材や増粘剤として注目されています。しかし、一般的なセルロースファイバーは有機溶媒や樹脂への馴染みが悪いため、分散が難しく補強材・増粘剤としての機能を発揮することが困難でした。
これに対して、フルオレン誘導体にて修飾したセルロースファイバーは有機溶媒や樹脂への馴染みを改善し、分散性を高めています。サンプルとしてドライ品・樹脂マスターバッチを用意しています。
フルオレンセルロースファイバーの外観
- ドライ品
- 樹脂マスターバッチ (標準30wt%濃度)
ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、高密度ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸
※その他の樹脂マスターバッチについては個別にご相談下さい。
なお、耐熱性等の都合により、作製できない樹脂もあります。
(加工温度240℃以下が目安。) - オイルマスターバッチ(標準50wt%濃度)
パラフィンオイル、ナフテンオイル
フルオレンセルロースファイバーの用途例
想定用途
熱可塑性樹脂補強材
(ポリ乳酸、ポリアミド6など)
- 弾性率、強度増加
- 熱膨張率低下
- (無機フィラーに比較して)
軽量化、耐摩耗性、平滑性向上、リサイクル可能
熱硬化性樹脂補強材
(フェノール樹脂、エポキシ樹脂など)
- 弾性率、強度増加
- 熱膨張率低下
- (無機フィラーに比較して)
軽量化、耐摩耗性、平滑性向上
ゴム補強材
- モジュラス向上
- 硬度上昇
- 引裂き強度向上
フルオレンセルロースファイバーの特長
高い耐熱性
フルオレンセルロースファイバーの5%分解温度は277℃であり、汎用樹脂や一部エンプラ(ポリアミド6など)へ混練できます。
微細な繊維径
フルオレンセルロースファイバーの繊維径はサブミクロンオーダー(数100nm)と非常に微細なため、樹脂に混ぜても凹凸が目立ちません。
樹脂への分散性
フルオレンセルロースファイバーは樹脂へ均一に分散できます。
フルオレンセルロースファイバーの機能
溶媒への分散性
フルオレンセルロースファイバーは幅広い極性溶媒に分散できます。 (一般的なセルロースファイバーでは水以外の溶媒に分散できません。)
樹脂補強性
フルオレンセルロースファイバーは広範な樹脂へ均一に分散し、補強効果や線膨張係数低下の効果が得られます。
フルオレンセルロースファイバーのリサイクル性
複数回混錬した後の強度維持率でリサイクル性を評価した
リサイクル可能なバイオマス由来の繊維強化樹脂を作製可能です。
”バイオマスフィラー×リサイクル性=サステナブル”
フルオレンセルロースファイバーのゴム分散性
フルオレンセルロースファイバーは幅広い種類のゴムに対して擬集物なく分散できます。(EPDM,NR,SBR,CR,NBRなど)
フルオレンセルロースファイバーのゴム補強性
フルオレンセルロースファイバーはゴムのモジュラス・硬度・引裂き強度などを向上できます。
詳細なゴム添加データ等をお問合せの場合は、問合せフォームよりお問合せください。
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