Oracleのめんどくささに辟易するGoogle という構図
The Next Webが報じたところによれば、Java のライセンス問題でOracleと争っているGoogle は、Androidのメインの開発言語をJava からSwiftへ切り替えることを検討しているそうです。
(原文ではGoogle is considering making Swift a "first class" language for Android)
The Next Webによる元記事はこちら↓
Google is said to be considering Swift as a ‘first class’ language for Android
(http://thenextweb.com/dd/2016/04/07/google-facebook-uber-swift/)
これが実現すれば、スマホのアプリの大半がSwift で開発されることになります。
というのも、iPhone向けアプリの開発環境については既に、 Objective-CからSwiftへの移行が進んでいるからです。
従来のパソコンがじわじわと衰退し、スマホやタブレットのような形式のデバイスがどんどん発達してゆくとみられている2016年現在。このことは、 Javaという言語そのものにとっても大きな痛手であるといえるでしょう。
Swift #とは
逆に、iPhoneのアプリ開発と、Android のアプリ開発の両方に使える言語になる可能性があるSwiftは、これから非常に価値の高いプログラミング言語になることが予測されます。
そのSwiftって、どんな言語なんでしょうか。
Swiftは、iPhone のアプリ開発にも使われているように、iOSやOS X のためにAppleが開発したプログラミング言語。生まれたのは2014 年6月2 日と、かなり若い言語です。
いまどきの開発事情に即したさまざまな工夫がなされており、Objective-Cや C言語といった旧来のApple製 OS用の開発言語と共存しつつ、それらの言語より簡単になっています。
たとえば、型付けは静的ですが、型推論によって、初期値をもとに適当な型を当てはめてもらうことが可能です。
文法はC言語に近く、また難解さで知られるObjective-C よりは簡単だとされています。
例えば、 Hello, World! を表示したいときは、
print( "Hello, World!" )
で大丈夫です。とっつきやすいですね。
デファクトスタンダード?
もしGoogleが正式にSwift を採用した場合、携帯デバイスはSwiftの天下となることが予測されます。
なので、この先どんなスキルが必要になるかわからない新人が、何か新しい言語を勉強したいとき、Swift は非常に向いています。
これからAndroidのスマートフォン用アプリを作りたいと思っている人だけでなく、これから役に立つ言語を学びたいと考えている人にもおすすめです。
iPhoneでのアプリ開発という既存の需要があるので、学習のための良質な入門書が多いのも Swiftの強みの一つです。
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まずは文法や理論から学びたい人に向いています。
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- 2016/04/11 07:24 技術の話(モバイルアプリ開発) comments(0) - はどる
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