2017年3月18日土曜日

がん治療法の近赤外線療法がアメリカでは臨床試験を開始しました。

日本人の死亡原因の1位である「がん」。多くの方が苦しんでいることは言うに及ばず、一日も早い治療法の確立が待たれています。
そんな中で、人体に無害な光でがん細胞を壊すという新しい治療法が、日本人によって開発中。この治療法は「光免疫療法」と呼ばれ、米国国立がん研究所(NCI)の小林久隆主任研究員たちが発見し、すでに臨床試験に入っています。
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出典:YouTube
マウス実験では8割の確率でがんが完治。副作用が少ない新治療法として大きな注目を浴びています

光免疫療法とは

小林さん率いる研究グループが、がん治療をする上で目を付けたのが「IR700」という色素。
この色素にリモコンなどでも使われている『近赤外線』を浴びせると、化学変化を起こして発熱することを解明しました。
このIR700と、がん腫瘍にくっ付く性質のあるタンパク質とを結合させた薬をがん細胞に塗布。そこに人体に無害な近赤外線を浴びせることで、熱に弱いがん細胞のみを攻撃、治療することができます。
日本のがん治療といえば手術や抗がん剤治療が多くの割合をしめています。しかし、手術は身体への負担が大きく、抗がん剤は副作用が強い。そんな治療の欠点がないのが、光免疫療法です。
光免疫療法を説明した映像があります。日本語字幕がありますのでご覧ください。
この光免疫療法を研究する小林さんが、がん治療にかける想いをこう語っています。
私の夢というか希望は、私が現役で頑張れるうちに、診断、治療含め私たちの作った方法で、少しでも多くのがん患者さんを救うことです。
新しい治療法を世に出すことで、一人の医者としてできたこと以上の社会貢献ができればと考えています。
BioMedサーカス.com ーより引用
現在、臨床試験中の光免疫療法。こういった新しい治療法がどんどん開発され、がんに苦しむ人が少しでも減ることを期待しましょう。

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