「AIに本気の企業」がデータセンターに断られてしまう理由と対処法
“高消費電力”機器の扱いが鍵
AIなどの高負荷アプリケーション運用、複数サーバの集約による効率化などに伴い、企業が必要とするデータセンターは変わっている。そうした中、従来設備では必要とする要件を満たせない事象が発生している。企業はどう対処すればいいのか。
サーバに高負荷のデータ処理をさせる用途が広がるにつれて、データセンターではある変化が生じつつある。企業がより高性能なサーバを使いたいと考えても、ハウジング先のデータセンターに断られてしまう場合が珍しくなくなっているのだ。
例えば研究分野では機械学習などのAI(人工知能)技術を活用するために、GPU(グラフィックスプロセッシングユニット)搭載のサーバを必要とする。一般的な業務システムでも、複数サーバを集約するためにハイエンドサーバなどより高性能な機器に置き換えることがある。こうした場合、従来のデータセンターでは電力をはじめとした設備の基本要件を満たせず、使えない場合がある。
なぜこうした問題が発生してしまうのか。その背景をひもとくとともに、サーバ運用の効率化や高負荷なアプリケーションの運用に向けて、企業に何が求められるのかを紹介する。
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